文芸研究Ⅱ 下原ゼミ通信No.129

公開日: 

日本大学芸術学部文芸学科     2009年(平成21年)6月22日発行
文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.129
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                              編集発行人 下原敏彦
                              
2009前期4/20 4/27 5/11 5/18 5/25 6/1 6/8 6/15 6/22 6/29 7/13  
  
2009年、読書と創作の旅
6・22下原ゼミ
6月22日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ教室2
 1.出欠・ゼミ通信配布 (国語問題答え合わせ)
 
 2.司会進行指名(司会担当者は3頁のプログラムに沿って進めてください)
 3. テキスト読み&課題・観察作品発表(未発表作品)と評
 4.名作紹介・書簡小説『あしながおじさん』ウェブスター
      
第一回芥川賞観察
 生誕百年と命日の6月のせいか、このところマスメディアは明けても暮れても太宰治特集をやっている。ひところはブームも過ぎたと思っていたが、まだまだ太宰信奉者は、あちこちにいるようだ。16日もNHKテレビが夜10時から『歴史秘話ヒストリア』で「絶望するなダザイがいる」をやっていた。6月16日の朝日新聞の試写室で紹介された番組内容はこのようだった。―太宰治は1909年の6月19に生まれ、48年のこの月日に愛人との入水心中による遺体が発見された。生い立ちから、代表作『人間失格』に至るまでの人生をたどる。津軽地方の大地主に生まれた太宰は、旧制弘前高校、東京帝国大学へ進む。作家を気取り、芸者と同居、実家からは「勘当」、女性と心中をはかり自分だけ助かるなど、生活はすさんだ。やがて文壇で注目され、創設直後の芥川賞を狙う。―― といったこんな解説がされていた。太宰の番組は、いつもそうだが製作者が狂信的な太宰信者のせいか、客観性と真実に欠けるところがある。この番組もそうだった。江ノ島心中で死なせた17歳の女給を「行きずりの女」と説明したり、志賀直哉の一部分の発言、それも皮肉で言ったことをとりあげ戦争賛美者と決めつけたりと稚拙さが目立った。毎年3万人以上の自殺者がつづく日本、病気や事故で亡くなる人たち。命の尊さを訴えるマスメディアだが、こと太宰になると、ころっと自殺賛美、心中賛美に早代わりする。その矛盾は何なのか。文学的才能はあらゆる出来事を席巻できるのか。疑問として残るそのへんのところがうやむやになっていた。 
 非凡人は、何事も許される。果たしてそうか。ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフの心は、その問題で揺れる。実行し刑に服してもなおも、自己のなかでは解決していない。非凡人思想は、人類永遠のテーマなのだ。ところが、とんでもどっこい日本のマスメディアや狂信的文学ファンは、この問題を一気に片付けてしまう。「許されるのだ」と。こんな人間観は、世界にあるのだろうか。おそらく日本だけに違いない。
 前置きが長くなってしまった。太宰といえば、芥川賞ということで、太宰が執拗に狙った第一回芥川賞について話そうと思ったが、紙面がなくなったので、次回にする。そんなわけで、次回は、なぜ無名の石川達三が勝って太宰が負けたのかを考察する。(土壌館)


文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.129 ―――――――― 2 ―――――――――――――
 
2009年読書と創作の旅
「ゼミ2号」乗員名簿
  「2009年、読書と創作の旅」は、総勢6名の皆さんプラス1=7人の隊員で出発しました。早くも前期半分が過ぎました。時空船「ゼミ2号」は順調に航行中です。が、出航時の作業に追われてか、なかなか全員点呼とはいきません。しかし、皆の気持は合ってきたようです。「人間の秘密」を知るために、読むこと書くことの習慣化で観察力、執筆力、批評力を身につけ、この旅の成果をよりよいものにしましょう ! 
・清水理絵さん  ・白川達矢さん  ・塩崎真佑さん  ・河西杏子さん
・内田すみれさん ・永井志穂さん
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「2009年、読書と創作の旅」理念
 この旅も前半が見えてきました。が、本番は、これからです。旅をより楽しく有意義なものにするためには、皆の融和強調が必要です。人間の心は弱いものです。ちょつとしたことで傷ついたり、切れてしまったり、腐ってしまったりします。これを防ぐには、一人ひとりが理念を持つことです。理念があれば、どんな嵐にも立ち向かえるのです。
 本船は、その理念として嘉納治五郎師範の「自他共栄、精力善用」の精神を掲げます。
この理念の源泉を推理想像すると以下の経緯になります。
原始共同体(ユートピア思想)→フランス人フーリェの空想的社会主義→イギリス人J・S・ミル→フェノロサ(明治維新後東大で教えたアメリカ人教師)→学生・嘉納治五郎(治五郎は、当時の弱肉強食の世界情勢や日本の行く末を憂いてこの理念を発案し啓蒙した。が、軍国主義華やかな時代。実を結ぶことはなかった。混沌の21世紀にこそ、この理念は必要。
 自他共栄・・・自分だけでなく皆がよくなるようにする。
 精力善用・・・力はよいことに使いましょう。
※明治維新後の政府の失敗は。この理念を活用できなかったところにあります。皆(アジア)がよくなるようではなく、朝鮮併合や満州国樹立のように多民族を隷属させることに夢中になり、国策富国強兵で得た力は、ひたすら戦争へ戦争へと利用した。
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【役割り】この旅が快適に楽しくできるように。
「2009年、読書と創作の旅」班長・白川達矢さん
 
※ゼミ合宿のまとめや急なお知らせなどに当ります。
ゼミ誌作成編集委員
 この旅の目に見える最大の成果は、ゼミ誌作成です。印刷会社との交渉もありますが、全員で協力し合って記念になるゼミ誌を作りましょう。
(仮題)『--先生と、ちょっと不愉快な仲間たち』
テーマ「種」:ゼミ2の土壌に、どんな種が蒔かれるでしょう。どんな芽がでて、どんな花
       が咲き、実がなるでしょう。楽しみです。(土壌舘主)
・ゼミ雑誌作成編集長 = 河西杏子  副編集長 = 清水理絵
・     編集委員 = 塩崎真佑 内田すみれ 永井志穂 白川達矢
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6・22ゼミプログラム
1.「通信」配布、出欠、連絡事項(埼玉県公立高校入試問題国語採点)
  ゼミ誌編集委員 → ゼミ誌作成についての話し合い。タイトル決め
2.司会進行指名 (司会 → 授業進行、朗読者の指名など)
3.テキスト読み・生き物観察作品『濠端(ほりばた)の住まい』
 
 東京で一番目にする生き物は人間だが、空をみればカラスだの鳩だのが、飛んでいる。駅前の樹木にびっしり鈴なりになっている小鳥。やかましくて、汚らしくて、とても創作の材料にはなりそうもないと思いがちだが、どんな生き物だって観察すれば話がうまれる。主人公になれる。凍り死んでごみ捨て場に捨てられていたツバメ。そこからは『幸福の王子』ワイルド(1854-1900)の物語を彷彿したりもする。
「濠端の住まい」について
 志賀直哉の、この作品は、物語というには、短いエッセイ風の作品だが、生き物と作者の緊張感が伝わってくる佳品である。
 この作品は、大正2年1月1日発行の『不二』の巻頭で発表された。【創作余談】においては、「生き物を書く事が好きで、此の小説も大部分それである」と述懐している。
 もとは、松江時代に書かれた「独語というひとつづりの冊子に「濠端の住まひ」の草稿が含まれている。… として、次のように解説している。
 前半は、自己省察、自己激動の日記ふうのメモである。「自分は今、追分に立っている、自分は自分だけになって此追分で正しい道を歩いて行かなければならぬ」「総ての存在と自分を一つにすることである」というようなことばがみえる。「自分」ということがさかんに使われている。「自分は意識せず理想通りのものになろうと思っている、無意識でしていることが理想通りでありたいと考えている」という志賀文学にとって鍵になることばもすでにここに書きつけられている。
 後半が「濠端の住まい」のもっとも原初的な草稿である。子をかばって猫に殺された母鶏、その猫をおとしにかけた隣の人、「どの者(猫も人も)悪くはない。そしてことがらは悲しい」と思う「自分」、そういう関係がこの草稿では所感のかたちであらわに提出されている。
 末尾に書かれた大根島の6人殺しの話は、完成作品ではまったく削除されている。
       (『志賀直哉全集』岩波書店から)
 
4.提出課題の発表(未発表のもの)と評「読書と創作の旅」①~⑥から
 ☆白樫知佳「コインランドリと『女性』の雑誌と男」⑤・・・生き物観察
 ☆河西杏子「苦い水」⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・車内観察
 ☆清水理絵「弁当箱を探して」⑤・・・・・・・・・・・・・一日観察(店内観察)
 ☆塩崎真佑「待合室」⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・一日観察(院内観察)
 ☆永井志穂「二十二歳の恥」⑥・・・・・・・・・・・・・・自分観察
 ☆清水理絵「面白くない」「一日」⑥・・・・・・・・・・・・生き物観察、一日観察
 ☆白樫知佳「キキ」⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・・生き物観察
 ☆白樫知佳「ジョシュア」⑥・・・・・・・・・・・・・・・生き物観察
 ☆河西杏子「小池騒動記」⑥・・・・・・・・・・・・・・・生き物観察
 ☆塩崎真佑「夜の向こうへ」「一日」⑥・・・・・・・・・・車内、一日観察
観察度のポイント→ ①叮嚀にえがかれているか、②情景が思い浮かぶか。 
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.129 ――――――――4 ――――――――――――――――
5.名作・書簡小説『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター(1876-1916)
前回は、時間がなかったので、今回のゼミで実施します。
『あしながおじさん』について
 ゼミ合宿のトレーニングとして書簡小説読みをはじめます。最初は、募金活動の代名詞として今日すっかり社会の中に定着している「あしながおじさん」です。
 この作品は、自分観察、一日観察、友人観察、人間観察、大学観察といった複数観察で成り立っています。全体的に簡潔な、単純な観察ですが、そのなかに読む人の心をとらえて放さない魅力があります。そのへんに気をつけて読みましょう。
 テキストは、昭和35年(1960)刊行された本(角川文庫 定価七拾円)。厨川圭子訳の『あしながおじさん』です。
以下は、同本の【あとがき】の抜粋紹介です
 著者ジーン・ウェブスター(Jean Webster)は1876年7月24日、ニューヨーク州のフレドニアに生まれた。父は出版業者で、母は『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリイ・フィンの冒険』で有名な小説家、マーク・トウェーン(1835-1910)の姪にあたる。ジーンは長女で、トゥウェーンの母の名にちなんで名づけられた。
 ヴァッサー女子大学を1910年に卒業、専攻は英文学と経済学で、在学中も創作に没頭していた。「パティ、カレッジに行く」(When Patty Went to College)は、在学中、つづき物として、発表したが、後になって、1903年、単行本として処女出版した。「あしながおじさん」(Daddy Long Legs)とともに、ウェブスターの代表作品とされている。この両作品のモデルはカレジ時代の級友であった詩人、アデレイド・クラプシーであるといわれている。ヴァッサー在学当時から、ウェブスターは貧民や犯罪者の収容施設を度々、視察する機会があり、この方面の社会事業に大きな関心を抱くようになっていた。彼女の得た信念は、不幸なスタートをした子供でも、人生の幸福や成功をつかめぬはずはない、ということであった。この信念を小説化したのが、「あしながおじさん」である。
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 (この物語の)結末はごくロマンチックな、「シンデレラ」的要素の濃いものだが、そのくせ、この作品は、単に甘い少女向き小説として片づけることのできない、すぐれたものを持っている。それは、ロマンチックな反面、しっかりと地に足のついたたくましい生活態度を描き出しているからである。(観察がしっかりなされているからである)
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 ジーン・ウェブスターは後にこの小説を戯曲化し、それもまた成功した。更にサイレント映画時代、名女優メアリー・ビックフォードの主演で映画化された。・・・・・・・・・
※08年の「教育」映像で、最優秀賞は、「児童養護施設」。6月14日午後BSで放映された。京都府真鶴にある児童擁護施設。18歳まで、何らかの理由で親から離れている子供が暮らしている。日本全体では、3万人余りいる。年々増加現象だという。最近の特徴は、親の虐待で入所する子が多くなっているとのこと。高校までは行けるが、その上となるとなかなかである。小説『あしながおじさん』は、そうした女の子が、ある謎の人物の篤志で大学に行かれるようになった話。
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予告、書簡小説第二弾 !!
ナ、なんと ! あのナポレオンが戦場で7回も読み返した作品。
「お口の恋人」は、いまなお商標で健在です。
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「2009年読書と創作の旅」課題・観察作品
二十二歳の恥
       永井志穂
* * *
先日誕生日を迎え、私は二十二歳になった。二十二歳といえば、もう立派な大人だ。
 ふと思い立って、私は同い年にどんな有名人がいるのかちょっと調べてみた。女優の長澤まさみちゃん。アメリカのアイドル、ヒラリー・ダフ。大相撲の栃煌山関。そうそうたる顔ぶれだ。なんだかみんなキラキラしている。
 調べているうちに、それに比べて私は、と思った。彼や彼女らに比べて、私はなんとくだらない人生を送っているのか。
 まず、パンキョーを二年のうちに履修することができずサントコしている。しかもその中には語学Ⅰ~Ⅳが含まれている。おかげでほとんど毎日所沢通い、未だに江古田校舎の学食を口にしたことがない。両親は私に四年で卒業することを期待しなくなったらしく、単位に関してはもうなにも言ってこなくなった。自分で言うのもなんだが、ひどい体たらくだと思う。
 ひどいのは外見や嗜好にまで及ぶ。外見に関しては、服装にまったく気を遣わないという点が女子として致命的だろう。ボトムスはだいたいいつもジーンズ、トップスは地元で買った安いTシャツだ。最近流行りの「レギンス」と「スキニー」の違いがよく分からない。ファッション誌なんぞに金を費やすのなら、適当な文庫本か漫画でも買った方がまだマシだと思う。
 金がないくせにしょっちゅう友人と飲んだり遊んだりする。「今は就職氷河期だから」と言って、将来について考えることを避け続けている。休みの日は昼過ぎまで寝ている。基本的にインドア派で一人遊びが好き。…………
 自分はまさに駄目人間の典型だと思う。一応、これでも中学生まではどちらかといえば優等生タイプの子供だった。それなのに、どこで道を踏み外してしまったのか。たまにその原因について考えることもあるが、いつも今となってはもうそんなこと考えたって後の祭りだ、という結論にたどり着く。
 お父さん、お母さん、ごめんなさい。きっと私はこれからも恥にまみれた人生を送ってゆくことでしょう。
□22歳、確かに大人です。しかし、人生評価は、まだ先の話だと思います。人間80年、22歳は、登山口か、登山準備の段階だと思うのですが。同い年の有名人が気になるようですが、人生という長いレース、最初に先頭をきっても意味はありません。人間の価値は終わりよければすべてよし、なのではないでしょうか。例えば。音楽家の小室哲也さん(?)でしたか、若いころから才能が開花し、富も名声も手に入れました。が、この人は結局50歳になってから恥を知ったのです。才能にめぐまれながら理想も真の友人もいなかったのです。儲けたお金をただただ自分の贅沢のためにだけ使った。そんな世界に生きていたのです。この人にとっての人生は中年からです。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・129―――――――― 6――――――――――――――――
道化者
清水理絵
 孤独なんて知りませんでした。なぜなら、私の頭はエンタでいっぱい。私のエンタは私を癒してくれた。だから、孤独なんて知りませんでした。
 エンタは主に漫画、小説、ゲーム。活字中毒にもなりました。一人遊びが上手すぎたのです。頭の中の八十パーセントも漫画になると、孤独なんて入ってくる余地がありません。
 それだから、漫画を読んだ。というわけではありません。別に孤独から逃げるために、漫画を読んでいたわけではないのです。
 肌の表面を虫が這いまわっていました。寝ようとすると、這い回るのです。
 最近元気です。
 元気になったら、孤独というものを知りました。
 同級生が何語で喋っているのか分からないのです。無理に話しかけると、「あ、KYだ。私」と、自己嫌悪。
 何だか人種まで違うように思えてきます。
 それまで私は、「大学は友達を作る所」と思っていて、「交流に時間を惜しむな」という強迫観念を持っていました。
 ですから、周りが何語を喋っていても、笑って、発言すると、沈黙が痛い。
 そんな繰り返し。
 それに疲れを感じた昨日、
「あ、一人で遊んでいてもいいんだ。いつもコミュニケーションとる必要なんて無いんだ」
 と、気づいて、とても楽になりました。
 四六時中話し相手を探していた私は一体なんだったのでしょうか。
 昨日はそれにやっと気づけて、初心に帰る、一人遊びをする努力をしようと思いました。
 昔は、一人遊びばかりだったのですから、それを十パーセントでも持ってくればいいのです。
 読書、創作、勉強。
 ああ、なんと素晴らしいものでしょう。
 因みに今日は、映画の「ICHI」を観ました。綾瀬はるかカッコいいです。
一日観察
塩崎 真佑
六月十八日のもしも
レム催眠が上手く働いてしまったのだろう。
朝四時きっかりと目覚めるのはそうない事のように思う。
とにもかくにも、いつもなら二度寝をしてしまうのが私の常であるが、今日のこの時は妙に頭がすっきりして足の爪が伸びている事まで覚えている。あろうことか、忘れていた図書の返却期限さえ浮かんでくる始末である。
枕元のリュックから大学の時間割がはみ出していて、「世界規模で考えよう」という今年の抱負が聞こえてきた。外国文学、イギリス文学史、それに中国文学、あれから半年が過ぎてしまったけれど、私は何かを得ることができたのだろうか。
もしもの話である。
もしも、世界中の人々が一つになって、イスラム教の礼拝のように一心に何かしらを祈ったとしたら、例えそれが三十秒間であっても世界は変わるだろうか。
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私は変わらないと思う。
どんな時にも、誰かはあくびをし、鼻をかき、眠っているに違いないだろうから。
薄暗い静かな朝のベールに包まれて私は一人考えた。
 六月二十日の風物
 トウモロコシは無口になる。
 甘くて、甘くて、そして気をつかわないと見るも無残な姿になってしまう。
夕方、お膳の上にトウモロコシが並べられていた。
太々とそしてひげがちょろりと出ていて、皮を剥く時でさえ惚れ惚れとしてしまう。今年の初ものである。実のつきかたがハーモニカの吹くところに似ていると誰かが言っていたが、私はきっと上手く吹けないだろう。一度もトウモロコシをきれいに食べた試しがないのだから。
こんがりと醤油で焼いたトウモロコシを頂く。
おからとさつま揚げもありながら真っ先に私はかぶりつく。
トウモロコシは無口になる。
おかずもチャンネルも話の種も豊富にあるけれど、トウモロコシはこれしかない。食卓に心地のよい時間が流れて私はあっという間にコロリとたいらげた。
 そして、さつま揚げに大根おろしをのっけて食べる。
 夏大根は辛く、ぺっと吐き出した。
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2009年宇宙の旅・「収穫」
 時間と空間の問題を解決した私たちにさえ、この星は、遠かった。なにせ、この大銀河のはずれにあるのだ。しかし、収穫の時期がきたとなれば来ないわけにはいかない。私たちは、何度も時空を乗り越えて再び、この辺境の星にやってきた。自然は、まだ辛うじて残っていたが、この星を制した二足歩行の生き物たちの領域は、どこもかしこも無残に破戒しつくされていた。広範囲にわたる文明の痕跡。この惑星の命の源である液状帯は、すっかり汚染されていた。もっとも、これらのことは、この惑星に植えた種が立派に育ち実ったことの証明でもある。一つの惑星をも破滅できる智の実り。私たちは、その智の実りが残した果実を収穫にきたのだ。さっそくに作業にとりかかった。いつのときもそうだが、収穫物を取り出すのは、手間がかかる。というのも、皮肉なことに智の実りが、その収穫物を厳重に保管しているからだ。保管が厳重であればあるほど、収穫物の貴重なのだ。私たちは幾重にもめぐらせたバリヤを破戒し、用心深く収穫物を取り出すと、今度は私たちの方法で梱包し、次々と遠く銀河の中心に転送した。この星の最高度の創作品、それが私たちの収穫物だった。それらは皆、国立博物館、美術館という堅固な建物の中にあった。
 作業しながら、私は、はじめてこの惑星にきた頃のことを思い出した。
 
土壌舘日誌・梅雨
 梅雨、毎年、この季節になると気にかかることがある。道場の雨どいが不備で、大雨になると、ザアーザアーと瀧のようにひさしから流れ落ちてしまうのだ。隣りの家の主人は、道場には好意的だが、雨だれには、さすが渋い顔だった。「うちの敷地に落ちてくるが、どうにかならんものか」と申し訳なさそうに言われることしばしばだった。7年前、テレビで直してもらったとき、2週間の突貫工事で雨どいが最後になった。ここはむずかしいので業者が、という話だったが、放映日に間に合わず、結局、あとで私がとりつけることになった。で、不備なものとなった。が、先日、娘婿の弟子が修理した。梅雨の心配が一つなくなった。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・129―――――――― 8――――――――――――――――
名作・名画のススメ
時間があるとき読んで・観てください
名作紹介 フランスのトゥールにある美しい谷間の村。そこに住む不遇の22歳の若者、彼は自分にやさしく接した人妻に恋をした。彼女は28歳、病弱の夫と二人の子供の面倒をみていた。到底、成就できぬ恋。打ち明けても、「パリの社交界にいけば、もっと若い可愛い女性が一杯いますよ」一笑に付されそうな恋の悩み。しかし、文豪バルザックは、このちっぽけな若者の片思い、自伝でもあるが、世界文学の最高峰に輝く不朽の名作に作り変えた。長い手紙小説。アンリェットの秘めた恋に全世界の読者が泣いた。
 恋愛書簡小説世界文学最高峰『谷間の百合』ぜひ挑戦してみてください。感動の河内清訳『谷間の百合』書き出しは、こんなふうにはじまっている。
ナタリィ・マネルヴィル伯爵夫人に
 たってのお望みとあればやむをえません。愛するよりずっと多く愛されている女性の特権は何事につけても良識の掟を忘れさせてしまうことです。わたしたち男性は、あなたがたが額に皴をお寄せになったり、ほんのわずかな拒絶にあっても気持をそこねて、お唇をふくらしたりなさるのを防ぐために、不思議なほど幾山川でも越えますし、血もささげれば、未来も捨ててかえりみません。今日あなたはわたしの過去を知りたいとおっしゃいました。ここにそれを送ります。・・・・・
バルザック年譜
1799年 フランス中部トゥールに生まれる。
1816年 パリ大学法学部 17歳
1824年 25歳 生活のため通俗小説を書き続ける。
1829年 30歳 はじめて実名で「人間喜劇」第一作『最後のふくろう党員』発表。
1850年 51歳 8月永眠
作品は、『従妹ベット』『従兄ポンス』『ゴリオ爺さん』『純愛』など 
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悲恋映画の決定版 まだ観てない人は観て泣いてください。
哀 愁 Waterloo Bridge
ヴィヴィアン・リー、ロバト・テーラー主演 監督マーヴィン・ルロイ
原作ロバート・E・シャーウッド 脚本S・N・ベールマン、ハンス・ラモー、ゲオルク・フレーシェル 音楽ハーバート・ストサート
「それでも、君を愛している ―― 」
舞台は、第一次大戦下のロンドン・
英国将校クローニンとバレリーナのマイラは、出会い愛し合うが、クローニンは再び戦場へ。彼の帰りを待つマイラ。しかし、彼女に届いたのは、彼の「戦死」の知らせだった――。
戦火の下、運命のいたずらによって引き裂かれ、悲劇的な結末を迎える二人の恋物語。
 ヴィヴアン・リ―とロバート・テイラーの世紀の美男・美女コンビの共演。そして、ハリウッドを代表する名匠マーヴィン・ルロイ監督のロマンテックムード溢れる演出で、恋愛映画のお手本として今なお、語りつがれる名作となっている。
※ 昨年の暮れでしたか、自宅マンションで一週間前に病死して、だれにも知られず、皮肉にもクリスマスの夜に発見された女性タレントがいました。彼女のお別れ会で友人代表が弔辞で「日本のマリリン・モンローだった」と話した。そのニュースを知ったとき、「哀愁」のヴィヴィアン・リーを彷彿した。彼女の苦悩と後悔も同様だったかも知れない。
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6・15ゼミ観察
1.【6・15ゼミ参加者】以下は、6月15日ゼミ参加の皆さんです。
  ひさしぶりに5名の皆さんが参加しました。
  6月8日ゼミの参加者。(順不同)  全員そろった日に、写真を撮ろうと思っています。
     ・長井志穂さん    ・清水理絵さん  ・白川達矢さん
     ・塩崎真佑さん    ・河西杏子さん  
2.ゼミ誌作成の話し合い・・・・・河西編集長
 ゼミ誌タイトルは『下原先生と、ちょっと不愉快な仲間たち』に決定 !!
▽決定に至る経緯は以下の通り。
 タイトル候補  → 「ネタ本ネタ」、「芽ブッキー」、「大地」、「--先生と、ちょっと 
            不愉快な仲間たち」、「生まれてきてよかった ??」、「カッフェ」、
            「6粒ですよO」、「光合成」、「6色クレヨン」、「方舟」、「かんし
             ゃく玉」
第一次選考 →「ネタ本ネタ」「--先生と」「カッフェ」「6粒ですよ」「方舟」「光合成」
アミダくじ決選 → 『ーー 先生と、ちょっと不愉快な仲間たち』に
ページ決め → 200~250 後で決める。
ゼミ誌のサイズ→ A4、B5、文庫本など 来週までに決めて見本を持ってくる。
◎司会進行=永井志穂さん(1)
3.テキスト読み・志賀直哉『夫婦』車内観察・夫婦観察の見本
 
4.提出課題読み・感想
□永井志穂「不快指数」
・文章が上手で評がわからない。とくとくとしている。
・読みやすい。
・描写が臨場感がある。
・芋洗いの表現がいい。
・京王線は満員電車。
□清水理絵「呪われた木曜日」
・1行目、2行目からイメージが違う。
・危険信号。
・ブログ的、クレラップが読みづらかった。
・最後の「では、では」が気になる。
・しゃべり調の文章。今回は読みやすかった。
□塩崎真佑「マナーモード」
・面白かった。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・129―――――――― 10――――――――――――――――
・新しい言葉がつくれて羨ましい。
・この場面に出会えたことが羨ましい。
・せつない感じがした。もののあわれを感じた。
□塩崎真佑「自分の一日」
・本当は800円。
・可愛らしい。全体的に少女らしさがでている。
・「おさんじ」の表現がいい。
・なつかしい、親しい雰囲気がある。
□白樫知佳「カウント」
・無邪気さがある。体は大人、心は子供。
・「さるすべりのように」「のっぺりした」が面白い表現。
・可愛いらしのある文体。
総評:作者名を見なくても作品で、誰の作品かわかるようになりました。文体も絵画と同じです。一読してわかるようになればしめたものです。あわてず、急がず、しかし、鉄は熱いうちに―です。ひきつづき自分流の文体を磨きましょう。課題提出は順調です。
嘉納治五郎「青年訓」 第12 観察(128号のつづき)
 (前回まで、またどんな場合においても学科の十分な自修を怠り、東奔西馳して名を観察にかり自己の意のままに精神を費やしいるなどは、断じて許すべき事ではない。)
 世上多数青年の中には自己の従事する学科のことはあまりかたりれないが、学科以外のことについては多くの事項をかじっていて縦横に談話論議する者が少なくないが、およそこのような舌長く思短き青年ほど見苦しく忌まわしいものはない。心ある青年は必ずさようなものにならないように戒心するを要する。
観察は成功の元
 青年が観察によって得る利益は、ひとり知能を豊富にしたりそれを確実にしたりする上のみにはとどまらない。更にその特性を磨栃(マレイ)し品行を善良にする上についても効能が少なくない。たとえば他人の行動を観察しているうちにその不行儀なことに気付いたならば、己の行儀はどうであろうか、また万一己も不行儀であったならば、どのような結果を来すであろうかと考えてみるがよい。あるいはこの反対に善良な行為を観察したならば、己もこれに劣るまいと奮発心を起こすべきである。こういうように解してくると、世の一事一物はことごとく観察修養の資に供することが出来るのである。古来実業にあれ芸術にあれ化学にあれ、すべて人生のある事業に成功したものは、その人多くは観察の精細な人であって、観察の疎漏な人で功を成し志を遂げたものは甚だ少ないのである。
※ 文学もまたしかりである。観察なくして書かれた作品は、どこか軽く薄い。しかし、残念ながら近ごろはそうした作品が多くなったようだ。出版界の商業主義が元凶である。雨後のタケノコのような新人賞の発生。受賞者の低年齢化。それらを象徴するようなケイタイ小説。若者は、観察を忘れて安易にただただ打ちつづける。
メダカ観察
 半月ほど前、知人からメダカの稚魚をもらった。知人宅にある水槽で生まれて、まだ一月足らずだという。数匹いるというが、当初あまりに小さくてわからなかった。あかりに透かしてみると、米粒の半分ほどの、それも半透明の生き物が動いているのが微かに見えるぐらいだった。が、いまでは目で確認できるようになった。朝、えさをやると、集まってくる。数匹だが、まだ正確にはわからない。どのくらい大きくなるものか。子供のころ郷里の川で捕って遊んだが、すっかり忘れてしまっている。
―――――――――――――――――― 11 ――――― 文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.129
ゼミ誌作成に関して・進行報告
☆6月 8日 → テーマは「種」に決まる
☆6月15日→タイトル『下原先生とちょっと不愉快な仲間たち』に決まる。
・見積もりは → 10月9日までに
・納品は → 12月14日厳守
・原稿の締め切りは → 夏休み明け、9月20日厳守     
以後手順
1.「ゼミ雑誌発行申請書」を期限までに文芸スタッフに提出する。完了済み
2.ゼミで話し合いながら雑誌の装丁を決めていく。進行中
3.9月末、夏休み明けにゼミ員はゼミ雑誌原稿を編集委員に提出する。
4.編集委員は、印刷会社を決め、レイアウトなど相談しながら編集作業をすすめる。
5.「見積書」を印刷会社から受け取り、期日までに出版編集局に提出。
  期日は、ガイダンスのとき告知します。
  ※「見積」は必ず予算内におさめること。オーバーすると自己負担になる。
6.11月半ばまでにゼミ誌原稿を印刷会社に入稿する。
7.ゼミ雑誌ができあがったら、雑誌編集室に見本誌を提出する。
ゼミ雑誌発行期限は、12月14日 厳守 !!
8.印刷会社からの「請求書」を出版編集室に提出する。
※なるべく過去にゼミ雑誌を依頼したことのある印刷会社がよい。文芸スタッフに聞く。
 (はじめての会社は、事前に文芸スタッフに相談する)
2009年読書と創作の旅の記録
□4月20日 ゼミガイダンス(40分)、見学16名。「おんぼろ道場再建」ビデオ不調。
□4月27日 参加5名、司会・河西杏子 ゼミ誌編集委員決め、読み嘉納治五郎『青年
      訓「精読と多読」、世界名作サローヤン『空中ブランコ』、「憲法・前文と九条」
□5月11日 参加5名、司会・塩崎真佑、テキスト読み『菜の花と小娘』『網走まで』
       『菜の花』の解説、課題観察作品発表・清水理絵「黄金週間」途中まで。
□5月18日 参加4名、司会・白川達矢、テキスト読み『或る朝』、手本『放浪記』
       課題発表・清水理絵「黄金週間」、河西杏子「爽やかな憂鬱」、塩崎真佑「私
       の一日」、白川達矢「女王」、社会観察「政治家の世襲について途中」
□5月25日 参加3名、司会・清水理絵、試験解答、テキスト比較名作読み『三四郎』
      課題発表・白川達矢「覚える」、塩崎真佑「視線」
□6月 1日 参加4名、司会・河西杏子、ゼミ合宿の有無、ゼミ雑誌ガイダンス報告、
      「大学構内教授殺人事件」容疑者調書、第一審判決と量刑。河西「楽しい電車」
□6月 8日 参加5名、司会・内田すみれ、ゼミ誌テーマ決め「種」、名作詩編ヴェルレ
       ーヌ「雨が・・・」、課題発表=清水理絵「勝手に人生相談」、白樫知佳「水
       とバタ」、清水理絵「ちょとつ妄想」、塩崎真佑「新インフルエンザ」、表現
       稽古・紙芝居「少年王者」
□6月15日 参加5名、司会・長井志穂、ゼミ誌タイトル決め「下原先生とちょっと不愉
      快な仲間たち」、テキスト読み志賀直哉『夫婦』、課題発表=永井志穂「不快指
      数の充実」、清水理絵「呪われた木曜日」、塩崎真佑「マナーモード」、塩崎真
      佑「自分の一日」、白樫知佳「カウント」。土壌館『網走まで』解説・途中。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・129―――――――― 12――――――――――――――――
課題
 
 観察と書くことを習慣化するために、以下の課題を常時、受け付けます。期限締め切りはありません。が、自分の苗(創作力)を育てるためには必要です。
① 車内観察 ② 自分の一日観察 ③ 生き物観察 ④ 社会観察(ニュースから)
※ 社会観察「大学構内教授殺人事件」は、容疑者調書は提出されているので、次の課題は告訴状です。検察側の考え(告訴状)を書いてください。実際の事件を先行していくので、自分の考えと社会現行とを見比べることができます。
ドストエフスキー情報
■ドストエーフスキイ全作品を読む会・読書会 詳細は編集室
 7月11日(土)午後2時から開催、東京芸術劇場小会7『カラマーゾフの兄弟』
■ドストエーフスキイ全作品を読む会・読書会 詳細は編集室
 8月8日(土)午後2時から開催、東京芸術劇場小会7 暑気払い読書会 
情報 下原敏彦著『伊那谷少年記』(鳥影社)関連
『2010年受験用 全国高校入試問題正解 国語(掲載)』旺文社
『2010年受験用 全国高校入試問題正解 英語・数学・国語(掲載)』旺文社
「進研ゼミ中学講座」2009~2013年入試対策教材(ベネッセコーポレーション)
2009~2011(3・31)使用期間
社団法人 日本図書教材協会(教育出版社各22社)からの教材使用許可願い許諾
□ゼミの評価基準は可(60~100)とします。評価方法は、次の通りです。
    課題の提出原稿数+出席日数+ゼミ誌原稿+α=評価(60~100)
土壌舘日誌
 6月19日 金曜日、いつも一番最初にくる小学2年のFが遅い。この子のパターンは、学童保育の帰り、5時45分ごろ道場をのぞく。そのあと家に戻って菓子をたべてからくる。それがだいたい6時前。が、この日に限って開始の6時をすぎてもこない。準備体操の最中に同じ学童保育行っている小4の子に聞く。「学童保育の先生にすごく怒られていたから、家でも叱られているんじゃないの」と、よそごとのように言った。こんなふうには思いたくないが、Fは母親が南方の外国人のせいか陽気すぎるところがある。こっぴどく叱られたというから、さぞ、しょげ返っているのだろうと心配していた。ほどなくしてきたFは、極楽トンボで、「遊んでいて遅くなった」といった。「おまえ、学童も遅れて怒られたんじゃないのか!」結局、叱ることになった。Fは、ドングリ目を見開いてじっと見ると一言
「わかんない」と、逃げていった。                         
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編集室便り
☆ 原稿、歓迎します。学校で直接手渡すか、下記の郵便住所かメール先に送ってください。
 「下原ゼミ通信」編集室宛
  住所〒274-0825 船橋市前原西6-1-12-816 下原方
  メール: TEL・FAX:047-475-1582  toshihiko@shimohara.net
「2009年読書と創作の旅」課題・収録
「2009年読書と創作の旅」① 5・11発行
・清水理絵「黄金週間」(一日観察)・・・・・・・・・発表済み
・河西杏子「爽やかな憂鬱」(一日観察)・・・・・・・発表済み
・清水理絵「勝手に相談」(生物観察)・・・・・・・・発表済み
・清水理絵「政治献金について」(社会観察)・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」② 5・18発行
・永井志穂「不快指数の充実」(車内観察)・・・・・・発表済み
・白川達矢「覚える」(車内観察)・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「視線」(車内観察)・・・・・・・・・・・発表済み
・河西杏子「楽しい電車」(車内観察)・・・・・・・・発表済み
・白川達矢「水とバタ」(店内観察)・・・・・・・・・発表済み
・白川達矢「女王」(一日観察)・・・・・・・・・・・発表済み
・清水理絵「ちょとつ妄想」(雨日観察)・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「新型インフルエンザ」(社会観察)・・・・発表済み
※ 塩崎真佑「自分の一日」(発表済み)は、『ゼミ通信124』に収録。
          「2009年読書と創作の旅」③   6・1発行
・清水理絵「呪われた木曜日」・・・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「マナーモード」・・・・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「自分の一日」・・・・・・・・・・・・・・発表済み
・白堅知佳「カウント」・・・・・・・・・・・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」④ 6・8発行
【大学構内教授殺人事件】犯行の動機。実際の審議と平行してみていく。
〈容疑者の調書〉A、B、C、D・・・・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」⑤ 6・15発行
・白樫知佳「コインランドリと「女性」の雑誌と男」・・・・・・未発表
・河西杏子「苦い水」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
・清水理絵「弁当箱を探して」・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
・塩崎真佑「待合室」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
「2009年読書と創作の旅」⑥ 6・22発行
―――――――――――――――――― 13 ――――― 文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.129

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