文芸研究Ⅱ 下原ゼミ通信No.131

公開日: 

日本大学芸術学部文芸学科     2009年(平成21年)7月13日発行
文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.131
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                              編集発行人 下原敏彦
                              
2009前期4/20 4/27 5/11 5/18 5/25 6/1 6/8 6/15 6/22 6/29 7/13  
  
2009年、読書と創作の旅
7・13下原ゼミ
7月13日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ教室2
 1.出欠・ゼミ通信配布・連絡事項(班長から)・司会進行指名 
 
 2.ゼミ誌作成について&課題・観察作品発表(未発表作品)
 3.座談会「前期を振り返る」各観察度のチェックなど
 4.名作紹介:詩編・書簡小説『あしながおじさん』ウェブスター
      
前期観察と夏休み
 2009年、読書と創作の旅も、本日、中間点に達した。車窓は、政界混迷や新インフルエンザ騒ぎの狂騒曲が続いた。が、旅は順風満帆、たちまちの四ヶ月だった。この月日、早く感じたということは、楽しい旅であったという証でもある。まずは同行者諸君に感謝である。
 総じてよい旅ではあったが、百点満点といかないのは世の常。少しばかり残念なのは、登録者全員が、まだ揃って顔見せできていないことである。全員の写真撮影がお預けとなっている。しかし、これも後期の希望とすれば、またそれでよしである。
 テキスト読みと名作読みは、予定通りとはいかなかった。が、課題提出は順調だった。「車内観察」、「一日観察」を中心に、さまざまの観察課題で、書くことの習慣化は、だいぶん身についてきたのではないか。そのように感じるところである。夏休み、せっかく芽生えた習慣化を枯れさせないためにも、日記や観察など書いて下さい。
気になるニュース
 前期も無事に終わりそうで、ほっとしているが、気になるニュースもある。7月6日の朝日新聞夕刊の一面に、こんな4段抜き大見出し記事をみた。「友達いなくて便所飯 ? 」昼食を「一人で食べる姿、見られたくない」の理由からトイレで隠れて食べる人がいる。それを禁止するポスターがトイレに貼られてあった。学校側が貼ったのではないというから、学生のいたずらだろう。が、本当にそんなことがあるのだとすれば、情けないが可哀そうな話。そんな記事内容だった。トイレで一人寂しくお昼を食べる。実は、この話、15年前に聞いたことがある。高校でPTAをしていたとき、ある大会の講演で聞いた。友人ができない女子生徒が、一人でトイレで弁当を食べていた。聞くも涙、語るも涙の話だった。そろいのミニスカートの制服をみればわかるように、高校生は、まだ自己が確立していない。ひたすら群れのなかに入り込もうとする。入れなかった子は一人で隠れて食べるしかない。当時は、そう理解して気の毒に思った。あれから15年、こんどは大学生とは。一人で本を読みながら食べている姿が似合うと思ったが・・・。『遥か群衆をはなれて』の題名のように。


文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.131 ―――――――― 2 ―――――――――――――
 2009年読書と創作の旅
「ゼミ2号」乗員名簿&役割り
「2009年、読書と創作の旅」は、総勢6名の皆さんプラス1=7人の隊員で出発しました。早くも前半が終了です。なかなか全員が揃うことがありませんでしたが、顔と名前は覚えたと思います。引き続き、2009年後半の旅を楽しみましょう。 
・清水理絵さん  ・白川達矢さん  ・塩崎真佑さん  ・河西杏子さん
  ・内田すみれさん ・永井志穂さん
文芸研究ゼミ班長  = 白川達矢さん(連絡・世話人)
ゼミ雑誌編集長   = 河西杏子さん、副編集長  = 清水理絵さん
ゼミ雑誌編集委員  = 塩崎真佑 内田すみれ 永井志穂 白川達矢
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 この旅の目に見える最大の成果は、ゼミ誌作成です。全員で協力し合って記念になるゼミ誌を作りましょう。
(仮題)『下原先生と、ちょっと不愉快な仲間たち』
テーマ「種」:ゼミ2の土壌に、どんな種が蒔かれるでしょう。どんな芽がでて、どんな花
       が咲き、実がなるでしょう。楽しみです。
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「2009年、読書と創作の旅」理念
 本船は、理念として嘉納治五郎師範の「自他共栄、精力善用」の精神で。
土壌舘日誌
 7月6日、火曜日 曇り、時々晴れ、蒸し暑い。夕方から風強し。
 朝、何か忘れているような気がして郵便物を調べる。はたして今日が最終日の絵画展と、写真展のお知らせハガキがでてきた。絵画展は、家人の勤め先の知人のもの。写真展は、私の友人の写真家のもの。どちらもはずせない理由があった。都合よいことに家人は休日。それにどちらの会場も銀座。そんなわけで遠いが観に行くことにした。東西線の茅場町で日比谷線に乗り換えて銀座に。ハガキを頼りに、まず絵画展会場を探す。週末でもないのに、買物客の波。教文館通りの細長いビル。4階の狭い部屋に十数点の絵というか作品。和紙に描いた抽象画。一旦、人物を描いた後に、わざと塗りつぶしたような作法。ちょうど正午だったせいか見学者なし。銀座四丁目交差点の人混みがうそのような静けさ。缶コーヒー飲んで外に出る。強い日差し、まるで梅雨明けしたかのように空が青い。汗を拭きながら次の写真展の会場ニコンサロンを探す。前に何回か来ているはずなのに、すっかり忘れてしまって、こちらもハガキを見ながら行く。大きなビルだったので1度、テッシュ配りの女の子に聞いただけで、すぐにわかった。カメラを持った中学生か高校生が大勢入り口付近にたむろっていた。友人の個展は1階の奥で開いていた。奥さんが一人で受付していた。1973年のころ、岩手県の山奥の村に1年間こもって撮った写真。村人に演技してもらった村物語といった創作写真。本人留守なので携帯で連絡する。ライオンで昼食してから、半蔵門線で神保町に。古本店をのぞく。その足でお茶の水に来て、ニコライ堂を見学する。この建物は大主教聖ニコライによって1884年から7年かけて建てられた。ニコライといえば幕末日本を客観的に観察した『ニコライの見た幕末日本』(講談社)が面白い。自宅18時10分。不在郵便の配達。読書会の会員から『ペテルブルグの夢想家』志水速雄著中央公論1972年刊。ドストエフスキーに関しての原稿依頼と詳細FAX。BSテレビで「ヘンリー8世」を観る。2時間余のドキュメンタリー風歴史解説ドラマ。蒸し暑く目まぐるしい日で疲れた。
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7・13ゼミプログラム
1.「通信」配布、出欠、連絡事項(埼玉県公立高校入試問題国語採点)
  ゼミ誌編集委員 → ゼミ誌作成についての話し合い。班長 → 集合場所・時間。
2.司会進行指名 (司会 → 授業進行、朗読者の指名など)
3. 提出課題の発表(未発表のもの)と評「読書と創作の旅」①~⑦から
 【観察】
 ☆永井志穂「22歳の恥」・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆河西杏子「小池騒動記」⑥・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆塩崎真佑「夜の向こうへ」⑥・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆清水理絵「道化者」⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆永井志穂「生焼けの朝」⑦・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆塩崎真佑「一日観察」⑦・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆清水理絵「あさりちゃん」⑦・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆塩崎真佑「車内観察」⑦・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆白樫知佳「自分観察」⑦・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆白樫知佳「車内観察」⑦・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
【中大殺人事件告訴】
 ☆塩崎真佑「重罪を」⑦・・・・・・・・・・・・・未発表
 ☆白樫知佳「無期」⑦・・・・・・・・・・・・・・未発表
4. 座談会・前期を振り返る 読むこと書くことの変化は
【読みについての】
1.テキストから学んだことは
 『菜の花と小娘』『或る朝』『網走まで』『夫婦』
2.読むことの習慣化の有無。
 「以前よりも読書量が増した」、「変わらない」   
【書くことについて】
1.書くことの習慣化の有無
 「身についた」、「気がする」、「変わらない」
【観察について】
「観察が無意識的にできるようになった」「まだ、意識して観察する」「普通」
【私の夏休みの計画】
 今年の夏休みは、どんな計画があるか。
下原・〇8月8日読書会「暑気払い」〇8月末山口県岩国 〇9月6日千葉県柔道少年大会 
   〇9月12~13日栃木県塩原ゼミ合宿 〇20~21日長野県松本 

芸研究Ⅱ下原ゼミNo.131 ――――――――4 ――――――――――――――――
5.名作・書簡小説『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター(1876-1916)
時間があれば、ゼミ合宿のトレーニングとしてチャイムまで読みます。
 この作品の題名は、募金活動の代名詞として今日すっかり社会の中に定着しています。映画やミュージカルでも人気があります。が、作品を読んだ人は意外と少ないようです。
 この作品、手紙小説は、自分観察、一日観察、友人観察、人間観察、大学観察といった複数観察で成り立っています。全体的に簡潔な、単純な観察ですが、そのなかに読む人の心をとらえて放さない魅力があります。そこが名作として世界文学線上にある所以です。
 テキストは、昭和35年(1960)刊行された本(角川文庫 定価七拾円)。厨川圭子訳の『あしながおじさん』です。
テキスト読み・犯罪心理観察作品『兒を盗む話』後期・裁判ものとして
 女の子を誘拐する。その動機は様々だ。可愛いから、性的目的、お金ほしさ。タイ、インドでは、売春宿で働かせる目的で、いまでもさらったり騙したりしていて問題になっている。
 日本でも、幼女誘拐事件は、よく起きる。その大半は、性目的のようだ。何年か前、10歳の女の子を誘拐して9年間も自宅2階に隠していた犯人もいた。
 とりあげたテキスト『兒を盗む話』の犯人は、寂しさからさらってしまった。1914年大正3年4月の『白樺』に発表された。「創作余談」ではこのように述べている。
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 尾道生活の経験で、半分は事実、幼女を盗むところからは空想。しかしこの空想を本気でしたことは事実。友だちもないひとり生活では空想ということが日々の生活で相当に幅をきかしていた。それを実行するには未だ遠いにしろ、そういう想像を頼りにする。今ならそういう想像をすることの方を書くかも知れないが、その時代は想像をそのまま事実にして書いてしまった。尤もこれはいずれがいいとか悪いとかいうことをいっているのではない。『兒を盗む』はいまはもう愛着を持っていない。多少愛着を感じていたこの小説中の描写は『暗夜行路』の全篇に使ってしまった。・・・       (『志賀直哉全集』岩波書店から)
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土壌舘日誌
7月11日(土)くもり 6月開催の読書会が、東京芸術劇場の会場改修工事のため1ヶ月ずれて7月になった。4ヶ月ぶりの開催。いつもと違うので、参加者人数が気になる。早目に家をでて劇場近くで昼食。時間通り1時30分開場できる。テーブル設置の準備をしていると常連参加者が一人二人と来場。報告者もきて安心。28人までの会場だが、最近定員に近づいているので心配だったが、2時開始で24名の参加者。内訳は女性13名、男性11名。20代が2名、30代が1名、後は40~90歳までの人。まさに老若男女。読みは『カラマーゾフの兄弟』2回目。最終行の「カラマーゾフ、バンザイ」についての議論が多かった。「カラマーゾフ」とは誰を指したものか。家か、主人公のみか、別に意味はないのか。原文は単記読みという翻訳者の意見。議論沸騰。二次会は5時から近くの養老の瀧で。14名出席。三次会はいつもの池袋駅構内の喫茶店で。9時30分散会。ドストエフスキー尽くしの一日。写真集『五十歳になった一年生』10冊注文あり。
土壌舘日誌
7月12日、晴れ、朝、7階の非常階段で玉虫を見つけた。あまりいないので、飼うことにした。そのあと道場。七夕飾りを終おうとおもったが、子供がまだというので旧七夕まで飾ることにした。なにを書いたのかとみれば、「メダルをとる」「一回戦勝つ」とか、稽古はふざけていても、試合では勝ちたいようだ。真面目な願いことをしているので、ちょつと安心。受身の会の大人の人たちは、健康や孫のことが多かった。
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6・29ゼミ観察
1.【6・29ゼミ参加者】以下は、6月29日ゼミ参加の皆さんです。
  4名の皆さんが参加しました。
  ゼミの参加者。(順不同)  全員そろった日に、写真を撮ろうと思っています。
  ・清水理絵さん  ・白川達矢さん   ・塩崎真佑さん ・河西杏子さん   
2.ゼミ誌作成の話し合い「表紙について」・・・
 
 ゼミ合宿抽選結果報告・・・・・白川達矢班長
第一志望・那須塩原 9月12日(土)~13日(日) 確保 !!
※ 6月29日ゼミで「銀行口座振込み依頼書」を提出してください。
  ゆうちょ銀行の人は、事務室に行って聞いてください。
ゼミ合宿は、マラソン朗読会。テキストは当日配布。
3.提出課題発表と感想
 ☆河西杏子「苦い水」⑤・・・・・・・・・・・・・・・車内観察 報告完了
 ☆永井志穂「二十二歳の恥」⑥・・・・・・・・・・・・自分観察 未発表
 ☆清水理絵「面白くない」「一日」⑥・・・・・・・・生き物観察、一日観察 報告完了
 ☆白樫知佳「キキ」⑥・・・・・・・・・・・・・・・生き物観察 報告完了
 ☆白樫知佳「ジョシュア」⑥・・・・・・・・・・・・生き物観察 報告完了
感想・評 『苦い水』=「読みにくかった」「区切りについて」「防犯ブザーの説明が必要」「内容は共感できる」「子供の遊び感覚」「防犯ブザーが恐くなった」
『面白くない』=「とりとめもない話」「? はないほうが」「心の中の思いつきが書かれている印象」「散文的だ」
『キキ』=「前半にフンイキがある」「謎につつまれた筋だが、なんとなくわかる」「面白かった」『ジョシュア』=「前半、意味がないのでは」
夏休みに読んでください。土壌舘オススメ
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推薦図書 大正15年春のことである。歳のころ22、3の若者がのどかな漁村、千葉
県浦安町(現浦安市)に、一人下駄の音を響かせながらぶらりやってきた。小脇にスケッチブ
ックを抱えている。が、画学生にしては、本ばかり読んでいて絵は拙い。妙な奴…と町の人
が訝しんでいと「景色が気に入った」と住みついた。そうして4年ばかりゴロゴロ暮らし
ていたが、ある日、突然、若者は家財一切を置いたまま、夜逃げするように町を去った。そ
して、何年か後、この町で暮らした日々を書いた。日本文学屈指の短編集となった。
山本周五郎著『青べか物語』
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・131―――――――― 6――――――――――――――――
 
「2009年読書と創作の旅」課題
 
中央大学教授殺人事件に関する告訴状
     情状は察するが厳罰な処罰を
塩崎真佑
 
時の流れというものは早いもので、もうあの中大教授殺人事件を思い出す人は関係者以外数少ないだろう。いや、山本竜太容疑者が起訴されることによって、これから事態が一変するかもしれない。何しろ、裁判員裁判として見知らぬ顔をした国民の手よってこの事件が裁かれるかもしれないのだ。その様子を思い浮かべたら、諸君、面白いではないか。
私の元へある告訴状が舞い込んできた。
主な内容は以下の通りである。
告訴状(告訴事実)
 被告訴人は、中央大学卒業後転職を繰り返すが上手くいかず、何度か就職相談を見てもらったT教授に対し不満を持ち、殺意を抱くようになった。2009年、一月十四日、午前十時半前頃、あらかじめ前日に改造しておいた枝切りはさみを隠し持ち、中央大学一号館四階男子トイレにて待ち伏せをし、T教授を刺殺する。その際、一度のみならず執拗に多数回刺し、T教授を失血死させたものである。
 被告訴人の、前記行為は刑法199条の殺人の罪に該当すると思われるので、被告訴人の厳重な処罰を求めるため、ここに告訴する。
私の見解によると、被告人を無期懲役に処するのが妥当である。
被告人とT教授のやり取りから察するに、被告人の性格はおとなしく人付き合いが希薄で、人よりも繊細であったと思われる。また、被告人にとってT教授という存在は大きく、それゆえ非難の的になったと推測する。その点から多少同情の余地はあるが、被告人に殺意があったのは明白であり、事件に及ぶまでの計画性もうかがわれる。そして、被告人の供述や精神鑑定から見る限り、被告人の責任能力をあるものとし執行猶予はつけないとする。
もしも、この事件が裁判員裁判として取り扱われたら、情に流されやすい裁判員によって被告人の刑が軽くなるかもしれない。例え、裁判官との評議の末であっても、裁判員の一言一行によって裁判の流れや評決が左右されるのは目に見えている。
さて、これからこの事件はどのように弁護され裁判が行われるのか、また裁判員を含む一般市民はどう受け止めるのか、じっくり検討してみようじゃないか。
*刑法199条…… 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
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推薦図書  時は1841年7月15日、ところはロシア、マシューク山麓のピャチゴールスク。二人の青年が、拳銃片手に相対していた。詩人と
軍人だった。二人は士官学校時代の友人だった。詩人は微笑を浮かべていた。しかし、少佐
の目は憎しみに満ちていた。詩人は、空に向かって引金を引いた。が、少佐は銃口を詩人に
向けたまま撃った。草むらに倒れた詩人は、そのまま息絶えた。まだ26歳だった。ロシア
はまた一人大天才を失った。ミハイル・ユーリエギッチ・レールモントフ死す。(下)
 一度、読んだら、作者の非業の死を惜しまずにはいられない。ロシア文学の傑作。
レールモントフ著『現代の英雄』
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更生には長期間が必要
           白樫知佳
彼について、私はこれ以上ないというくらいの残虐性を見いだした。それから社会の不安定さを実感し、我々の常識というものがあやふやであるか、またその恐ろしさを感じた。
彼曰く、自分の殺人は経緯も含め、すべて事故的なもので自分の意識の知ったところではない。だから、平気で殺せた。車の事故のように、いくら教習所で学んだところで事故がなくなる訳ではないと、つまりはそういうことなのだろう。
私は彼に無期懲役を与えることにする。教習所での訓練には期限があるが、期限の設けられていない無期懲役を与え、彼には一生をかけるつもりで教育を受けさせたい。
 社会について教え込み、洗脳しなければならない。
求刑
                          慈剛寺 徳子
容疑者は反省の態度すら見せず、ただただ教授への不満を口にするだけ。
 自分が重大な事件をおこしてしまったという自覚はまるでなく、IQとは別に精神年齢はとても低い。
 犯行の流れを話すその身振り手振りは、小学生が、学校であったことを母親に、喜々として報告する姿によく似ている。
 それを指摘してやると、
「そうですか・・・・・・」と、遠くを見るような目つきになった。
 死刑を求刑するが、私個人の夢のような思いを言ってしまうと、
 是非、幼稚園からやりなおしてほしい。
 生まれてこなければ、とは言わない。そんなこと言う権利など、誰にもない。                
 自分観察 ------------------------
公園にて
   白樫知佳
 名前で呼ばないの、と訊ねられてわたしはどきりとした。狙ったみたいに耳元で。こそばゆい。辛うじて首で返事をしてわたしはそっぽを向く。
 目をそらせた先に、自然を見に行こう、という旅行促進の張り紙があった。父と母、その子どもの三人家族が森と小川を背景に吊り橋の上からこちらを指を指している、そんな図だ。自然を見にどこかへ行かねばならないのか。それは自然なのか。
 彼女は人の名前を平気で呼ぶ。普通のことのような気がするのと同時に、わたしはそれが不思議でならなかった。
 わたしは人の名前を呼ぶことが苦手で、否できなくて、極力そういった機会を減らしていた。名字ならまだしも、名前は。
 わたしはその理由を自分の名前が原因しているのではないかと、考える。感覚的に。
 わたしはわたしの名前を自分のものとしてあまり実感がもてていない。それどころか名前に違和感を感じ、親にすら、呼ばれるたびに恥ずかしいような、妙な感覚になる。人の失敗をみてどうしようもないく哀れに思ってしまう、そのような感覚に近い。
 名前を呼んで、とわたしの首をつかもうと熱っぽい手が伸びてくる。汗で冷やかされたわたしの身体がそれから逃げようと、動かず、心のみがもがく。節々から心が抜けようと蠢くが、張り紙から不自然が燃焼しわたしをあぶる。心は身体の中に留まり、ぴりぴり悲鳴をあげる。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・131―――――――― 8――――――――――――――――
車内観察
車内にて
    白樫知佳
 ずいぶんと湿りを喰らった外気は、わたしの身体に浮かぶゆるい熱にちょっかいを出す。汗を含んだわたしの熱は誘われるまま、身体から出て行こうとする。ぶくぶく、と体表に泡をつくっては飛ぶ。わたしはすこぶるうんざりする。
 風鈴が鳴るのを遠音に感じたのはまぼろしか、人の少ないのに歩廊はずいぶんの騒がしい。蛾の蛍光灯に集まるのが夜の熱気を形にしてしまう。
 電車が到着し、わたしは冷房に迎えられ半ば自動的に乗り込む。
 わたしの熱は急激に冷やされ、体表に浮かぶ泡はぱちぱち、とソーダ水のはじけるように清涼と消えた。
 何かを見ようと車窓に顔を寄せてみたが、電車の速さに見る暇もない。わたしの瞳はただ、光がいってしまうのを映す。過ぎゆく景色として静める光や、ちょろちょろ蠢く光。
 静める光は、実はひとつずつ王なのだ。その自らの輝きの範囲を領土とする王なのだ。自分以外の王に己の領土を侵食されないようにそれぞれを牽制して、いつの間にか動けなくなってしまったのだ。
 蠢くちいさな光たちはそれぞれの王に仕える種族で、王同士の連絡をとりもつ。彼らは等
しくそそっかしくあちらこちらに寄り道しては王にしかられる。ときどきはしゃぎすぎて死んでしまう。
 光たちは彼らの偉大なる母によって夜以外の活動を禁ぜられている。光の領土は皆、母を尊敬する模様であって、それは召使いも同じだ。彼らは母に等しく愛され、彼らもまたそれ以上に母を愛している。いつか模様が世界を完全に埋め尽くすまで。
 世界が余すことなく光で埋め尽くされた頃、偉大なる母はその灼熱の愛で子を包み込み、子は念願の母体回帰を果たす。
 嘘だ。
 わたしには何も見えていない。  
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夏休みに読んでください。土壌舘オススメ
推薦図書  だれが屋敷を殺害したのか。ネームプレート製造所で複雑に絡み合う人間関係。昭和5年9月、『改造』に発表されたこの作品は
新心理的手法と注目された。ときの文壇にさまざまな影響を与えた。批評家としてデビュー
したばかりの小林秀雄は、ここには「人間の無垢と人間の約束との対決が」描かれている、
と賞讃した。
横光利一『機械』1898-1947年
「この町は、祭でもあるらしい、降りてみんかやのう」
坂のある港町に三人の親子がやってきた。風琴をならして薬品を売る行商一家だった。主人公の14歳の娘。私の目に映る瀬戸内の港町の生活が生き生きと描かれている。作者の原点ともいえる作品。昭和6年4月『改造』に発表された。
林芙美子『風琴と魚の街』1903-1951年
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―――――――――――――――――― 9 ――――― 文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.131
ゼミ合宿地・那須塩原のご案内
 塩原研修所は、栃木県北西部に位置し、大同元年(806年)に発見された塩原温泉郷の一つ福渡(ふくわた)温泉にあります。福渡温泉は、箒川沿いの雄大で美しい自然と豊富で良質な温泉のため、多くの文人が訪れ詩を残した文学の地としても有名です。明治以来、尾崎紅葉、斉藤茂吉、谷崎潤一郎、夏目漱石などをはじめとする多くの文人がこの渓谷沿いの静かな温泉地を訪れています。また、福渡は、大正天皇の御静養の地でもあり、塩原御用邸(現在は、厚生労働省管轄の「国立塩原視力障害センター」)として毎夏御愛用されておりました。
都会の喧騒から少し距離を置き、「新鮮な空気を生み出 す緑豊かな山々」、「心地よい水音を奏でる箒川」、「都会での疲れた体と心を癒してくれる天然の良質な温泉」のある 塩原研修所は、じっくり、腰を据えて合宿するのには、最も 適した研修所と言えるのではないでしょうか。
ゼミの合間や自由時間には、箒川沿いに設置された遊歩 道の散策や、つり橋を渡り対岸に足を延ばしてはいかがで しょうか。また、遊歩道沿いには「岩の湯」や「不動の湯」な どの共同露天風呂(7時から21時まで入浴可)もあり、都会 では得ることのできない贅沢も味わえることでしょう。
ゼミ合宿、サークル合宿には、天然温泉のある塩原研修 所を是非ご利用ください。
〈泉質:ナトリウムカルシウム?塩化物炭酸水素塩温泉、泉温:40度から50度、効能:神経痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、健康増進〉
交通案内
■電車・バスを利用した場合
JR東京 → 東北新幹線
約1時間10分 → 那須塩原 → 塩原温泉行バス
約45分 → 塩原福渡 → 徒歩
1分 → 研修所
JR上野 → 東北本線
約2時間 → 西那須野 → 塩原温泉行バス
約38分 → 塩原福渡 → 徒歩
1分 → 研修所
東部浅草 → 東武鉄道・野岩鉄道
約3時間 → 上三衣塩原 → 塩原支所行バス
約32分 → 塩原福渡 → 徒歩
1分 → 研修所
ゼミ合宿コース計画
9月12日(土)3:00現地 3:30 → マラソンスタート 6:00 → 夕食・風呂
       10:00 → スタート 終了まで
9月13日(日)読了できなかった場合、午前中を当てる。
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・131―――――――― 10――――――――――――――――
嘉納治五郎「青年訓」 第13 注意力の修練②
 
 前回まで、注意力は「自己の発達や事業の成功の上に大なる関係がある」と説いた。さすれば、この注意力はどうすれば身につくか、修練できるか。次に大体の方法を述べている。
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注意力保持及び修練は、まず身体の鍛錬から
 注意を強くするには、まず身体を健全強壮にせねばならぬ。病後で身体が衰弱しているとか、または終日働いて疲労をした後などには、注意を深くしてむずかしいものを考えたり、または早くものを記憶したりすることはできないのである。すべて身体が衰えればしたがって精神作用も衰えるのであるが、注意力の場合においては特にそうなのであるから、平日つとめて衛生の道を守り、かつ相当の鍛錬をして身体を健全強壮にしておくことを講ずるのが肝要である。
解説 常に注意力を持ち、いつなんどきにも発揮させるには、身体が健康でなければならない。健康と、注意力は比例するものと説く。故に、健康には注意し、また身体が弱ったり病気しないように、日頃から体を鍛えておくことが大切。
 さて身体が十分健全強壮にされたならばこの外にどうすればよいかというに、主として精神上の方面において諸種の必要条件を具備するようにせねばならぬ。まずその第一着手としては、諸種の妨害に抵抗する力を養わねばならぬ。世間には一種の勉強家があって、その人の口癖として僕は夜遅くなって人が寝静まった時か、または早朝塵實の喧騒がまだ起らない折でなければ勉強することが出来ぬというのである。なるほど夜遅くとか朝早くとかいう静閑な時には、おのずから注意が散乱しないから勉強し易いには相違ない。したがって吾人にして机に向かい学に従おうとすれば、なるべくさような時を選ぶのもしかるべきである。けれどもまた他方から考えてみると、静かな時静かな時といってこれを待ってのみおったならば吾人の勉強は到底十分にする事は出来ぬ。静かな時というものは、一日のうちにおいてさほど多くはないからである。夜深くかまたは朝早いうちにすればその時間もかなり沢山得られるようではあるが、といっても吾人はそれ程多くの時間をとることは出来ぬ。何となればそれは大抵睡眠に用いられるべき時間であって、もし睡眠時間から勉学時間をとるとすれば、普通の人は翌日必ず疲労するものであるし、疲労すれば注意をすることは出来ぬようになり、結局目前に利を得て永遠に損をすることになるものである。ましてや時間というものは再び帰らないところの貴重なものであって、一日のうちいずれの時間たりともこれを有益に使用せねばならぬものであるにおいては、いよいよ勉強の時間に好き嫌いをして選ぶべきではない。こういう次第であるから、吾人は、一日のうち静かであろうと静かでなかろうと、そのようなことに頓着しないで、仮にも注意をなし得るような身体上の状態にあるならば、仕事をするに際しては直ちに注意をしてこれに従うという途に出でねばならぬ。
 
解説 注意力の修練は、まず身体の健全強壮であるが、日常の鍛錬でこれが成し遂げられたら、つぎは精神の安定である。精神の安定とは何か。よく勉強するには、人が寝静まった夜中か、人がまだ起きてこない朝がいいといわれている。しかし、一日は24時間しかない。どこかで無理をすれば疲労を呼び、結局は注意力散漫の事態をひきおこすことになる。「一日のうち静かであろうと静かでなかろうと、そのようなことに頓着しない」環境に惑わされることのない精神をつくることである。それにはどうすればよいか。 次号にて
―――――――――――――――――― 11 ――――― 文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.131
ゼミ誌作成に関して・進行報告
☆6月 8日 → テーマは「種」に決まる
☆6月15日→タイトル『下原先生とちょっと不愉快な仲間たち』に決まる。
☆原稿の締め切りは → 夏休み明け、9月20日厳守  
1.「ゼミ雑誌発行申請書」を期限までに文芸スタッフに提出する。完了済み
2.ゼミで話し合いながら雑誌の装丁を決めていく。進行中
3.9月末、夏休み明けにゼミ員はゼミ雑誌原稿を編集委員に提出する。
4.編集委員は、印刷会社を決め、レイアウトなど相談しながら編集作業をすすめる。
5.「見積書」を印刷会社から受け取り、期日までに出版編集局に提出。10月9日までに
   ※「見積」は必ず予算内におさめること。オーバーすると自己負担になる。
6.11月半ばまでにゼミ誌原稿を印刷会社に入稿する。
7.ゼミ雑誌ができあがったら、雑誌編集室に見本誌を提出する。
ゼミ雑誌発行期限は、12月14日 厳守 !!
8.印刷会社からの「請求書」を出版編集室に提出する。
2009年読書と創作の旅の記録
□4月20日 ゼミガイダンス(40分)、見学16名。「おんぼろ道場再建」ビデオ不調。
□4月27日 参加5名、司会・河西杏子 ゼミ誌編集委員決め、読み嘉納治五郎『青年
      訓「精読と多読」、世界名作サローヤン『空中ブランコ』、「憲法・前文と九条」
□5月11日 参加5名、司会・塩崎真佑、テキスト読み『菜の花と小娘』『網走まで』
       『菜の花』の解説、課題観察作品発表・清水理絵「黄金週間」途中まで。
□5月18日 参加4名、司会・白川達矢、テキスト読み『或る朝』、手本『放浪記』
       課題発表・清水理絵「黄金週間」、河西杏子「爽やかな憂鬱」、塩崎真佑「私
       の一日」、白川達矢「女王」、社会観察「政治家の世襲について途中」
□5月25日 参加3名、司会・清水理絵、試験解答、テキスト比較名作読み『三四郎』
      課題発表・白川達矢「覚える」、塩崎真佑「視線」
□6月 1日 参加4名、司会・河西杏子、ゼミ合宿の有無、ゼミ雑誌ガイダンス報告、
      「大学構内教授殺人事件」容疑者調書、第一審判決と量刑。河西「楽しい電車」
□6月 8日 参加5名、司会・内田すみれ、ゼミ誌テーマ決め「種」、名作詩編ヴェルレ
       ーヌ「雨が・・・」、課題発表=清水理絵「勝手に人生相談」、白樫知佳「水
       とバタ」、清水理絵「ちょとつ妄想」、塩崎真佑「新インフルエンザ」、表現
       稽古・紙芝居「少年王者」
□6月15日 参加5名、司会・長井志穂、ゼミ誌タイトル決め「下原先生とちょっと不愉
      快な仲間たち」、テキスト読み志賀直哉『夫婦』、課題発表=永井志穂「不快指
      数の充実」、清水理絵「呪われた木曜日」、塩崎真佑「マナーモード」、塩崎真
      佑「自分の一日」、白樫知佳「カウント」。土壌館『網走まで』解説・途中。
□6月22日 参加3名、司会・白川達矢。ゼミ合宿9月12、13日塩原に決定。テキスト
      読み『濠端の住まい』。課題発表=白川「コインランドリイと」、清水「弁当箱
      を探して」、塩崎「待合室」。名作読み・ヘミングウェイ。『殺し屋』
□6月29日 参加4名、司会・塩崎真佑。ゼミ誌表紙について。ゼミ合宿予備知識。ドス
      トエフスキーとは何か」(『ギャンブル』国文学別冊)読み。課題発表=河西「苦
      い水」、清水「面白くない」、白川「キキ」「ジョジュア」
□7月13日 参加
文芸研究Ⅱ下原ゼミNo・131―――――――― 12――――――――――――――――
課題
 
 観察と書くことを習慣化するために、以下の課題を常時、受け付けます。期限締め切りはありません。が、自分の苗(創作力)を育てるためには必要です。夏休み中も。
① 車内観察 ② 自分の一日観察 ③ 生き物観察 ④ 社会観察(ニュースから)
※ 社会観察「大学構内教授殺人事件」は、容疑者調書は提出されているので、次の課題は告訴状です。検察側の考え(告訴状)を書いてください。実際の事件を先行していくので、自分の考えと社会現行とを見比べることができます。新聞を注意して読む。
後期ゼミについて
□後期は、引き続きテキストを中心に家庭観察、車内・外観察などをつづけますが、裁判ものも取り上げていきます。新聞に判決記事があったら読んでおいてください。
□名作読みのほかに、暮れの合同発表ものの練習も。紙芝居「少年王者第一部」完了する。
ドストエフスキー情報
■ドストエーフスキイ全作品を読む会・読書会 詳細は編集室
 8月8日(土)午後2時から開催、東京芸術劇場小会7「『カラマーゾフの兄弟』と私」
■ドストエーフスキイ全作品を読む会・読書会 詳細は編集室
 10月17日(土)午後2時から開催、東京芸術劇場小会7『カラマーゾフの兄弟』3回目  
情報 2009年図書教材注目!!下原敏彦著『伊那谷少年記』(鳥影社)
『2010年受験用 全国高校入試問題正解 国語(掲載)』旺文社
『2010年受験用 全国高校入試問題正解 英語・数学・国語(掲載)』旺文社
「進研ゼミ中学講座」2009~2013年入試対策教材(ベネッセコーポレーション)
2009~2011(3・31)使用期間
社団法人 日本図書教材協会(教育出版社各22社)からの教材使用許可願い許諾
□ゼミの評価基準は可(60~100)とします。評価方法は、次の通りです。
    課題の提出原稿数+出席日数+ゼミ誌原稿+α=評価(60~100)
                      
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編集室便り
☆ 原稿、歓迎します。学校で直接手渡すか、下記の郵便住所かメール先に送ってください。
 「下原ゼミ通信」編集室宛
  住所〒274-0825 船橋市前原西6-1-12-816 下原方
  メール: TEL・FAX:047-475-1582  toshihiko@shimohara.net
「2009年読書と創作の旅」課題・収録
「2009年読書と創作の旅」① 5・11発行
・清水理絵「黄金週間」(一日観察)・・・・・・・・・発表済み
・河西杏子「爽やかな憂鬱」(一日観察)・・・・・・・発表済み
・清水理絵「勝手に相談」(生物観察)・・・・・・・・発表済み
・清水理絵「政治献金について」(社会観察)・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」② 5・18発行
・永井志穂「不快指数の充実」(車内観察)・・・・・・発表済み
・白川達矢「覚える」(車内観察)・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「視線」(車内観察)・・・・・・・・・・・発表済み
・河西杏子「楽しい電車」(車内観察)・・・・・・・・発表済み
・白川達矢「水とバタ」(店内観察)・・・・・・・・・発表済み
・白川達矢「女王」(一日観察)・・・・・・・・・・・発表済み
・清水理絵「ちょとつ妄想」(雨日観察)・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「新型インフルエンザ」(社会観察)・・・・発表済み
※ 塩崎真佑「自分の一日」(発表済み)は、『ゼミ通信124』に収録。
          「2009年読書と創作の旅」③   6・1発行
・清水理絵「呪われた木曜日」・・・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「マナーモード」・・・・・・・・・・・・・発表済み
・塩崎真佑「自分の一日」・・・・・・・・・・・・・・発表済み
・白堅知佳「カウント」・・・・・・・・・・・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」④ 6・8発行
【大学構内教授殺人事件】犯行の動機。実際の審議と平行してみていく。
〈容疑者の調書〉A、B、C、D・・・・・・・・発表済み
「2009年読書と創作の旅」⑤ 6・15発行
・白樫知佳「コインランドリと「女性」の雑誌と男」・・・・・・未発表
・河西杏子「苦い水」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
・清水理絵「弁当箱を探して」・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
・塩崎真佑「待合室」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・未発表
「2009年読書と創作の旅」⑥ 6・22発行
―――――――――――――――――― 13 ――――― 文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.129

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