文芸研究Ⅱ 下原ゼミ通信No.272

公開日: 

 

 

日本大学藝術学部文芸学科     2015年(平成27年)9月28日発行

 

文芸研究下原ゼミ通信No.272

 

BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN

編集発行人 下原敏彦

9/28 10/5 10/19 10/26 11/9 11/16 11/23 11/30 12/7 12/14 1/18 1/25

2015年読書と創作の旅

 

熊谷元一研究&志賀直哉

 

9・28下原ゼミ

 

 

熊谷元一研究

FUJIFILM SQUARE

フジフイルム スクエア

東京都港区赤坂9-7-3 ℡03-6271-3350 東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩4分

 

2015年9月11日(金)→ 30日(水)10時→19時 入場無料

 

昭和90年記念企画

 

どんな時にも笑顔があった

熊谷元一 土門拳 木村伊兵衛 林忠彦 長野重一

入江泰吉 植田正治 桑原甲子雄 他11氏写真家

 

戦後70年である今年は、昭和90年にあたります。戦争、敗戦からの復興、高度成長と「昭和」はまさに激動の時代。こどもたちを取り巻く環境も劇的な変化を遂げました。本展は、日本を代表する写真家と、各地方で記録を残した写真家たち合わせて19人が、昭和11年から51年に撮影した作品を展示します。(パンフレッドから)

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.272 ―――――――― 2 ―――――――――――――

 

熊谷元一研究  南信州昼神温泉郷・ゼミ合宿報告

参加者(ゼミⅡ生) = 大島賢生、蓮子あゆみ、中野貴久、大野純弥(聴講)

同行(引率、他)= 下原敏彦(教員) 他 下原康子(同行)

 

1日目 85日(水)晴れ 総勢6名の旅

 

集 合 : 午前8時30分 新宿駅西口高速バスセンター待合室

バスセンター行楽客で大混雑、大島君、大野君、中野君、蓮子さん迷ったと連絡あるが、間に合う。4名と2名、計6名全員参加。前から2番席

 

出 発 : 9時00分発「飯田行」で6名無事出発

 

休 憩 : 11時 中央高速パーキング[双葉]15分休憩 時間通り

 

下 車 : 午後1時01分 「伊賀良」下車 鶴巻荘送迎車に乗車。阿智村へ

 

昼 食 : 午後1時30分、「芝勝」(マレットゴルフ事務所)到着

「芝勝」にてバーベキュー 芝勝(夫婦)の歓迎会。

出席 蓮子(ゼミ)、大島(ゼミ)、中野(ゼミ)、大野(ゼミ)

佐々木賢実(南信州新聞)、下原(ゼミ)、下原(同行)

到 着 : 3時30分 「鶴巻荘」の送迎車で宿に、徒歩で写真童画館へ

 

見 学 : 4時00分、熊谷元一写真童画館見学

写真童画館の職員・原佐代子さんの案内。写真説明と写真撮影など。

 

自 由 : 5時15分、珈琲店(村人)、宿に戻り自由時間。河原散歩、温泉

 

夕 食 : 6時40分 ~

星 空 : 8時00分 南国飯店のワゴン車で星空を見に行く

ロープウェイは、8時で終了、奥の駐車場で星空見学。

夜の昼神温泉郷散策。

―――――――――――――――――― 3 ―――――文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.272

 

 

昼神温泉郷にある熊谷元一写真童画館

 

熊谷元一写真童画館にて、地元の人たちと

 

2日目 86日(木)晴れ、昼過ぎ雷雨あり(現地)

 

朝 市 : 6時30分 朝市を見て回る、学生足湯&朝市見物

 

朝 食 : 7時30分 朝食・和食バイキング

 

見 学 : 9時30分 鶴巻荘のワゴン車で 満蒙開拓平和記念館へ

満蒙開拓平和記念館 昨年まで阿智村役場職員で熊谷元一担当だった教育課長・林茂伸氏(ボランティアガイド)の案内で見学。

林氏、国策の満蒙開拓は、侵略だったと強く訴えた。

映像で知る満蒙開拓団観賞。阿智村老人会(やまぶき会)が一緒に見学。三年前に亡くなった叔父(満蒙開拓青年義勇軍)の奥さんに会う。生前、叔父は満州のことは、あまり話さなかったとのこと。見学は3回目。

夏休みに入ったせいか、この日の見学者、多かった。

 

長岳寺 : 昨年完成映画「望郷の鐘」モデル山本慈昭のお寺「長岳寺」見学。

長岳寺は、戦国武将武田信玄終焉の地として知られている。また、日本文学では、疎開中の森田草平が『煤煙』を執筆した寺としても有名。

 

昼 食 : 12時30分 南国班店の車、迎えに、南国班店で昼食&休憩

 

雷雨

 

伊賀良 : 2時30分 南国飯店の車で、「りんごの里」まで

 

バ ス : 3時19分(5分遅れ)高速バス乗車

 

双 葉 : 5時45分 双葉パーキング 6時00分発

渋滞で約1時間半の遅れ。

 

新 宿 : 7時30分着 解散「お疲れさまでした」

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.272―――――――― 4 ―――――――――――――

 

熊谷元一研究  熊谷元一写真童画館・満蒙開拓平和記念館・長岳寺

 

満蒙開拓平和記念館

 

熊谷元一は、1939年拓務省嘱託として満州に渡り、満蒙開拓青少年義勇軍の写真を撮り歩く1941年、1943年にも出張で満州各地を写真に撮る。

 

長岳寺 映画「望郷の鐘」のモデル

宿泊した鶴巻荘

―――――――――――――――――― 5 ―――――文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.272

 

志賀直哉 課題報告 →  社会観察・自分観察・車内観察

 

社会観察 【20年前、神戸で日本中を震撼させる凶悪事件が起きた。直後、アメリカの作家コリン・ウィルソンが、犯人像についてレポートを送ってきた。(『文藝春秋』掲載)その後、犯人は14歳の少年Aとわかり社会を驚愕させた。Aは、7年間の更生期間を経て出所、社会で生活していた。が、最近、手記を発表して週刊誌などで世間を騒がせている。Aは、更生していなかったようだ。現在、マスメディアは対策として無視している】

 

子の心、親知らず

蓮子あゆみ

 

「親の心、子知らず」という言葉がありますが、子の心も親は知らないものなんですね。「神戸連続児童殺傷事件」というテキストを読んで、少年Aは、殺人を犯している自分を幽体離脱した状態で見ている感じなのかなと思いました。

 

自分を自覚させること

大島賢生

 

憎悪や性的感情ではない、いわば好奇心のような無邪気さが動機となって起こる犯罪は善悪論や刑罰では扱いきれず、もし手段になりうるものがあるとすれば、それは社会という集団の内に自分がいるのを自覚させることではないかと考えさせられた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

自分観察 【なんでもない一日の記録】

 

早起きは三文の徳

蓮子あゆみ

 

最近、オルゴールBGMを流しながら眠るとよく眠れることに気付いた。そうすると何時に寝ても6時には起きる事ができるらしい。だから、このところ毎日、6時すぎには目がさめる。早起きは三文の徳というのは、必ずしもそうではないけれど6時に目が覚めるということは得した気分になる。1日が24時間ということは、結構短いように思えても早起きすると長く感じられる。今日は3にちぶりに洗濯物を干した。何のイベントもない暑い初夏の朝が、いっきにさわやかな朝になった気がした。

 

自炊をすることにした

大島賢生

 

FM76.0か、AM、NHK第一のラジオをかけっぱなしにしていることが多いので、大抵それで目が覚める。

今日は休みなので、近場の本屋をまわろうか、それとも遠でして新規の食事処を探そうか迷う。結局、夕方までどこへも出ずに過ごしてしまって、暇つぶしにも飽きてしまったことだし、買い出しをして自炊をすることにした。

以前、某ファミレス中華店でバイトしていたお陰で、なんとなく中華風のものなら作れる。水菜のサラダと豚玉でも作るつもり。

 

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.272 ―――――――― 6 ―――――――――――――

 

課題報告 → 或る日の車内

 

車内観察【或る日の車内】

 

就活、来年私もがんばります

蓮子あゆみ

 

就活生が増えた気がする。来年の自分を見ているようで目をそらしたくなります。しかし、このスーツ姿の就活生も、去年は今の私のような気持ちだったのかなと思う。

就活生が私の事を大学生だと思ってくれるのかは分かりませんが、私は就活生のことをがんばってと思います。

来年私もがんばります。

 

□大学生活もあっというまですね。最後の所沢校舎、楽しんでください。

 

電車内で喫煙している人が…

 

大島賢生

 

なんとタバコを吸っている人がいる。電車内である。しばらく目を凝らして見てみると(気付かれないように)電子タバコであった。ノンアルコールビールと同じで、免罪符みたいなものか。これ見よがしに吸っている。

誰か、早合点したに注意されたがっているようにみえた。

 

□電子タバコ?!そんなのあったんですね。吸っていたのは、どんな人だったのでしょう。車内には、乗客はどれだけいたのでしょう。

 

2015年の夏観察日記(「ゼミ通信」編集室)

 

酷暑と台風&豪雨にたたられた今夏を振り返ってみた。

 

8月7日(金)晴れ、酷暑つづく 12時愛幸堂(印刷所)「読書会通信151」受け取り。

2時上野西郷さん前、大学の同期9名 アメ横で暑気払い。

8月8日(土)晴れ、酷暑つづく 小3孫と国立科学博物館、入場無料 恐竜常設展

8月10日(月)晴れ、昼一時激しい雨 自治会・盆踊り大会寄付一覧パソコン打ち。

8月11日(火)晴れ、酷暑 中央図書館で『恐竜と生きた男』『ドイツ怪奇小説』借りる。

8月13日(木)曇り時々晴れ やや涼しい 1時東部公民館で民生委員協議会、高齢者名簿26年度分、市福祉課に返却。3時自治会で談議。

分譲マンションの住民に安心カードを届けるのに苦労。セキュリティがしっかりしていて勝手にマンション内に入れない。住民以外は、自動ドアは開かない仕組み。部屋番号を押して呼び出すが、説明はできずポストに投函。

8月15日(土)晴れ 酷暑つづき 1時半、東京芸術劇場会議室で「読書会」24名参加。

8月18日(火)くもり、風強い 台風の影響か 先日、道場の隣家の主婦から、道場の軒下に大きな蜂の巣があることを教えられた。足長バチのようだ。主婦は、怖くて窓を開けられないという。そういえば雨戸がいつも閉まったままだった。薬局で蜂用殺虫剤を買って、蜂の巣退治する。噴射すると、ものすごい数の蜂たちが、襲ってきた。逃げずに噴射しつづけた。蜂たちは、ぶっかってきたが、刺す力はなく、ボトボトと地上に落ちた。一件落着。

―――――――――――――――――― 7 ―――――文芸研究Ⅱ下原ゼミNo.270

 

熊谷元一研究

 

写真集を見られた皆さんからの礼状です

 

東京都区内在住S様から「黒板絵写真集購入にあたって」

 

私も長野県の阿智村ではありませんが、山村出身です。皆様が小学校に入学された同じ1953年3月30日に結婚しました。数日の差はあれ、熊谷せんせいが皆様に「黒板に好きな絵を描いてもいいですよ」と優しい瞳を向けておられた頃はまだ小県郡の婚家におりました。この度の写真集ご出版は心を打たれました。

古くから信州の教育は注目されておりましたが、素晴らしい先生にめぐり会われた皆様の人生まで伺い知れる思いで私まで幸せなこころ持ちになっております。

私の甥一家は、長野県××に在住で現在、甥とその息子二人共々教師で県内を担任中とて、ご出版は、殊の外の思いが湧き是非、甥にも送りたいと申込みました。加えて、練馬区でも

至近からのご出版なさることにもご縁をつなげてしまう仕末です。

念ずれば通ずると申しますが、ご出版が実現なさったいきさつは下原様はじめご関係のご人徳の結果と心からお喜び申し上げます。

平成27年7月9日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

つくばみらい市在住S様からのお便り「よい先生にめぐり合って幸せでしたね」

 

・・・・昭和13年発行の『会地村』・みなさんの『一年生』・『農村の婦人』、その他、童画の絵本等数冊わが家にもあり折にふれて見ています。

あの日も、家に帰って取り出して見たのですがそう云えばと・・・先生が亡くなった翌年、放映されたドキュメント番組を録画しているのを思いだして、観て見ました。先生の業績に対して、宮崎駿さんの「これはただごとではない」のセリフから始まり、みなさんのお墓参りの場面まで・・・教室での写真では懐かしい顔が・・・殿村の秀和君、安藤君、パンをかじっている主は久保田君でしたか、これは先生の一連の写真集の中では象徴的な写真ですね。それからたこ踊りの大きな子の一人は確か須田先生(歯科医)のお子、伝馬町の林、金太さの家の子も思い出されました。(『一年生』)に想う)

同封されていた同窓会紙「高松台」コピー、ある黒板絵の回想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.272 ―――――――― 8 ―――――――――――――

 

平成27年7月12日

 

長野県南木曽在住元中学校校長O様から「写真と童画は、理想教育の手段」

 

『黒板絵は残った』…に熊谷先生の教育のすばらしさを改めて確認することができました。熊谷先生は、世の中には画家として広く知られておりますが私からみれば一流の教師です。教師としての評価をして欲しいと思います。…絵を描いたのはあくまで理想の教育を実現するための一手段であったように思います。一人一人の子どもの良さを見い出し、その子に合った教育をしていく。そして個性を見い出し伸ばしていく。言葉で言うのは簡単ですが、これを実現するのは難しい。熊谷先生は、強い信念のもとに実際に実現した人だと思います。

…日本ではじめて黒板を開放した小学校教師熊谷元一先生の世界をさらにふくらませて、迷妄する日本の教育に対して警鐘を鳴らしていただきたい…。

平成27年6月12日

 

『黒板絵は残った』(D文学研究会)|¥1800+税

購読希望者は日藝江古田購買部マルゼンへお問い合わせください。

連絡先電話番号は03-5966-3850です。

FAX 03-5966-3855

E-mail mcs-nichigei@maruzen.co.jp

 

 

速報!! 満蒙開拓平和記念館が紹介

 

9・27放映「ザ・ベストテレビ2015」

 

コンクール最高賞に輝くドキュメンタリーに

SBC信越放送制作の「刻印」が!!

 

9月27日(日)午後0時~3時40分NHKBSプレミアム「ザ・ベストテレビ2015」で今夏、下原ゼミで見学した満蒙開拓平和記念館が紹介された。

「刻印~不都合な真実を語り継ぐ」は、昨年度、日本民間放送連盟賞で最優秀賞を受賞した番組です。

満州移民とは何だったのか。体験者が個子の奥底に沈めてきた苦悩や葛藤を見つめ、戦争を知らない私たちが語り継ぐ「戦争と平和」を考える。

ゼミ雑誌、協力しあって作りましょう(蓮子あゆみ・大島賢生・中野貴久)

ゼミ誌の掲載原稿の提出 → 「熊谷元一の故郷、南信州を訪ねて」

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントを残す

PAGE TOP ↑