患者図書室挑戦の記録

   小さな連携の記録
  にとな文庫 ⇔ 患者相談支援室 他 (121件)

   千葉県がんセンター患者図書室「にとな文庫」 
2007.11~2014.3

2007 11 相談室MLに資料紹介(癌取り扱い規約と診療ガイドライン)のメール。今後も逐次続けることに。
2007 11 相談室スタッフに耳より情報をメール「癌取り扱い規約」と「診療ガイドライン」を紹介
2008 6 スタッフ図書室の担当になられた研究局医師来室。にとな文庫との連携について意見交換。
2008 7 大腸がん検査の夫につきそってきた妻、経過や不安を語られる。相談員につなぐ。しばらくしてもどってこられ「聞いてもらって気持が楽になりました」と明るい表情で。
2008 7 検査の待ちの女性、居合わせたセンター長と会話できてお喜び。感想をメッセージノートに記入してくださった。
2008 8 夫がいきなり膵がんの末期、治療法はない、と言われてショックを受けた奥様、相談員につないだ。
2008 9 相談員(MSW)の来室。腎がん手術を控えた患者さんから食事の質問を受けてにとな文庫を紹介したのでよろしく、と。
2008 9 千葉県患者大集会で講演されたセンター看護師の講演資料が欲しいとの要望あり。相談員を通して当の看護師さんに依頼。副作用に悩んでにとな文庫に来られる人が多いことも付け加えた。
2008 10 友人のつきそいで来たという乳がんの女性。自分自身は他の病院にかかっているが、当センターで診て貰えるかという質問。居合わせた相談員にバトンタッチ
2008 10 ホルモン療法の副作用に悩む乳がん女性、乳がん専門看護師につなぐ。「話せてよかった」と明るい顔で報告に。
2008 10 センター長来室。居合わせた夫婦とコーヒータイム。後でセンター長とわかってビックリされた。
2008 10 相談員の案内で卵巣がんの女性来室。セカンドオピニオンを受けられたとのこと。
2008 11 乳がんの告知を受けた女性、相談室につないだ。
2009 7 臨床心理士さん来室。所属の精神腫瘍科についてうかがう
2009 8 もう一人の臨床心理士さんも来室。にとな文庫の利用をPR
2009 8 20歳の娘さんが骨腫瘍の疑い。娘の痛みがわからなくて辛い。どのように接していいかわからない。相談室に案内
2009 10 「患者サロンへの参加はセンターの患者以外でも可能か」というおたずね。相談室につなぐ。「主催側の方針が固まってきたら検討されるでしょう」とのこと。
2009 10 胃がん手術中の夫を待つ奥様。これからの食事が心配。関連本の貸出。栄養師さんに相談できることを話す。
2009 11 患者サロンについてのおたずね。ちらしを渡す。
2009 11 夫が胃内視鏡検査中。不安でいたたまれない。相談員につなぐ。『自らががん患者になって』(杉村隆著)を貸出
2009 11 患者サロンの日だったので、来室された3名を会場に案内。参加された。
2009 12 知人の小児科医より新型インフルエンザワクチンに関する文献検索を頼まれ、みつからなくて困っていたところに、医師より『新型インフルエンザ完全予防ハンドブック』(文庫)のご寄贈あり。とっさに相談したら、詳しい医師ににつないでくださった。
2010 1 MSWさん、緩和の患者さんを連れて来室。貸出をされた。
2010 1 看護局長より「休職中のナースがリハビリのための試し出勤をしている、私服でにとな文庫を利用するのでよろしく」とのこと。
2010 2 30才前後の乳がんの女性。乳がん体験者の話を聞きたい、特にこれからの治療について知りたいと言われる。相談室を案内
2010 5 居合わせたセンター長が治療についてあれこれ悩む患者さんにアドバイス。「治療の路線(ガイドライン)は決まっている。鈍行、快速の違いはあるが。むしろ路線が無くなってからが問題」と。たとえを使った説明は効果的だ。
2010 5 夫(胃がん→膵がんの疑い)の検査につきそう奥様。先が不安。相談室を紹介。「こうして話すと頭が整理されるような気がします」放射線治療の本を貸出。
2010 5 検査部に入られた新人スタッフ。複写ができる場所を探しに。スタッフ図書室に案内。
2010 6 MSWさんの案内でインターネットを使いたい方来室
2010 7 「高額医療費制度」について知りたいという家族。相談室MSWにつなぐ。
2010 7 障害者福祉についてインターネットで調べる女性。相談室MSWにつなぐ。
2010 10 肺がんで入院中の女性、仕事がしたい、趣味もある、だが薬の副作用が苦しくて、と言われる。相談室に案内
2010 11 センター長、居合わせた患者さんの話を聞いてくださる。
2010 12 ボランティアの方が診察待ちの女性を案内して。1時間ほど本を読んで過ごされた。
2011 1 栄養部長来室。料理が苦手という患者さんのために食事の本を2冊貸出
2011 2 父が食道がん4期b。詳しく知りたい。「診療ガイドライン」を提供。パンフにも同じ表あり。父娘ともに緩和に気持ちが向く。サポーティブケアセンターのパンフを提供し、相談室を案内
2011 4 スタッフ図書室司書さんの案内で入院女性(子宮頸がん)来室。明日退院とのこと。1冊貸出。
2011 4 父が膵がん、患者同士の交流の場が欲しい。患者サロンと患者会を紹介
2011 4 地域連携室スタッフの方の貸出が増えてきた。
2011 4 精神腫瘍科医師の紹介で、本のメモ持参の男性患者さん。該当する本を貸出。
2011 4 父が膵がんで入院中。ご自身も胃がんで別の病院にかかっている。新しいガイドラインを見たい。インターネットのガイドライン情報、患者会情報を提供し、相談室の案内も。
2011 4 外来女性、かつら・帽子について迷っている。開催中の患者サロンに案内した。
2011 5 夫が胃がん。食事に悩む。折よく管理栄養士さんが新人栄養士さんをつれて来室。その場で栄養相談をお願いする(別室で)相談後、管理栄養士さんが喜ばれましたよ、と報告にみえた。連携成功。
2011 6 園芸療法を学ぶ大学院生、緩和で園芸療法を実践中。園芸が趣味の方は多いという話をし、『病者・花』を紹介。
2011 6 ご主人が大腸憩室炎で入院中。今後の食事が不安という奥様。管理栄養士さんに連絡。退院時にご主人と一緒に面談することに。
2011 6 小1の息子さんが脳腫瘍というお母さん。相談室に案内。再び来られて2冊貸出。七夕の短冊に願いを書かれた。
2011 7 膵がんの女性、食事についての情報は本の貸出。患者会の情報は相談員につなぐ。
2011 8 患者会に入会希望の男性、相談室につなぐ。
2011 9 妹が近医で甲状腺の異常を指摘。どこにかかればいいか。相談室へ案内
2011 9 千葉日報の9月のがん特集の連載記事(毎年)のコピーをスタッフ図書室からもらう
2011 9 患者サロン世話人の方、胃がんの男性を案内
2011 9 栃木がんセンターの司書さんより質問メール、その件に詳しい病院図書室司書に転送し回答をお願いする。
2011 9 夫婦で来室。(夫が肺がんで入院中)「勉強しとけよ」と夫はすぐに退室。居合わせた患者サロン世話人の方が奥様に患者サロンの案内をしてくださる。
2011 10 前立腺がんの外来男性、検査結果(がん以外)に不安があるので栄養指導を受けたい、管理栄養師さんにつなぐ。
2011 10 夫が明日人工肛門の手術を受ける。退院後の食事が不安、栄養指導を受けられることを伝えた。
2011 11 胃がん術後の男性、食事が不安、管理栄養士さんにつなぐ。
2011 11 甲状腺がん全摘の女性、食事に不安、管理栄養士さんにつなぐ。
2011 12 胃がん全摘の男性、知人の勧誘(さまざま)を断られずに困っている。相談室を案内
2011 12 膵がんの女性、娘とともに来室。「ICシリーズ」を貸出。相談室を紹介
2012 1 悪性リンパ腫の女性、にとな文庫の関連本はだいたい読了。患者会「ネクサス」を紹介。ネクサス理事長の講演がある1月28日の心と体総合支援センターシンポジウムの案内をする。
2012 2 ご夫婦で来室。闘病しながら働く上での悩みを聞いてもらえる場所がない。「私に言われても」という医師の口調が冷たい。相談室につなぐ。
2012 2 乳がん術後の女性、相談員からの紹介でにとな文庫に。これから始まる放射線治療が不安。関連本を閲覧
2012 2 腸閉塞で入院の女性、退院後の食事がますます心配。病棟ナースを通して管理栄養士(NST)につないでもらうようアドバイス
2012 3 管理栄養士さん、NSTのポスターを持参。相談支援関連の案内を掲示板の右にまとめて掲示
2012 4 乳がん初診の方、2冊貸出。相談室につなぐ。
2012 4 新人ナース2名来室。それぞれ貸出。居合わせた相談員と言葉をかわされた。
2012 4 千葉の看護学校図書館から学生の看護研究でがん看護関連雑誌を閲覧したいという電話。スタッフ図書室にまわす。
2012 4 相談員の方、布ポーチのボランティアをしている患者会の女性2名を案内して。
2012 5 夫のがんがみつかった。お金が心配。相談室につなぐ。
2012 5 相談員、乳がんが再発した女性を案内して。小倉恒子さんの本などすすめられる。少しおしゃべり。「話をしたかったの」と感謝された。
2012 5 音楽療法士さんより石原裕次郎のCD(癒し系で好評)をいただく。
2012 5 術後の流動食について知りたい(パンフがあれば)という家族、相談室につなぐ。
2012 5 相談員よりピアサポーター関連の文献検索の依頼あり。検索結果を関係者に提供。
2012 6 相談員とコーヒータイム。「がんと就労」関連情報収集のアドバイスをもらう。相談支援のむずかしさに関しても本音トーク
2012 6 整形に入院の車椅子の女性(50代)障害者福祉に関して役所に行くのでその前に知っておきたいことがある、と。『医療福祉ガイドブック』を閲覧後、相談室を案内。
2012 6 脳腫瘍の女性、他病院にかかっているが、センターへ転院したい、相談室に案内
2012 6 胃がんで入院中の女性、「看護師の闘病記はありますか?」『看護婦ががんになって』を紹介。在宅の看護師さんだった。仕事は続けたい。がんと就労関連の資料を提供。相談室の紹介も。
2012 7 同室の乳がん入院女性3名来室。相談員の案内で。各自1冊貸出。
2012 7 センター長の知人の方来室。読み物の寄贈のお申し出。ボランティア担当の副看護局長につなぐ。
2012 7 ホットステーション前で、タオル帽子の掲示を見ている女性に声かける。「病室から歩いてきたら疲れて」と。一休みも兼ねて相談室に案内。
2012 8 夫が悪性リンパ腫、抗がん剤治療に不安が。関連本、がんサポート特集号を貸出。患者会「ネクサス」を紹介。8月28日の悪性リンパ腫サロンの情報を提供。相談室につなぐ。
2012 8 夫が首の腫瘍をとったが、原発が不明で治療が決まらず不安。首にまくマフラーのようなものはないだろうか、帽子も必要になるかも。相談室に案内。
2012 9 夫が何を作っても食べてくれない。メニュー本を貸出し、相談室を紹介
2012 10 乳がん手術を控えた女性。病棟でもらった小冊子を持って(丁寧に書かれていた)来室。さまざま不安があり、相談室に案内する。
2012 10 ストーマの女性、返却がてら。近日中に退院。自宅に帰る自信がいくらかついた。今後は患者会にもつながっていくつもり、と。
2012 10 自動販売機前にたたずむ女性を相談室に案内。タオル帽子を喜ばれた。
2012 11 大腸内視鏡検査の夫を待つ女性、自身も1年半前に乳がん。日常生活に関する相談(たとえばブラジャー)ができる場所がなくて困った。相談室を紹介。
2012 11 乳がん検査待ちの30代女性、母も40代で乳がんになった。相談室、患者サロンを案内。
2012 11 患者サロン参加メンバーの女性。「夫が痰が出づらくて苦しんでいる。よい方法は?」相談室を案内する。後に「湿気を保ち、筋肉を鍛えるなど、いいアドバイスをいただきました」と報告に。
2012 12 患者サロン世話人の方、「患者サロンだより」を持参
2012 12 にとな文庫通信に患者サロン世話人の方がエッセイを投稿してくださった。
2013 1 大腸内視鏡検査の女性、相談員の案内で。県職員の方だった。
2013 1 大量の漫画本の寄贈。ボランティア図書担当の方に移管。
2013 2 夫につきそってきた。自身も大腸ポリープで他院にかかっているが、ここで診てほしい。相談室に案内。30分後に「よくわかりました、ありがとう」と。
2013 2 悪性リンパ腫で放射線治療の女性、患者さんから図書室があると聞いて来室。“にとな文庫”という名称から、読み物だけと思っていた。こんなに充実していると思わなかった、もっと早く来ればよかった、と。
2013 3 貸出の多い乳がん女性、『日本の唱歌』『日本の童謡』を貸出。音楽療法を案内
2013 3 患者会に入りたいという方あり。相談員につなぐ。
2013 4 患者会の年間スケジュールを知りたいという男性、相談員につなぐ。
2013 4 母が入院中。音楽療法に関心があるという娘さん。サロンの案内を提供。次回参加してみたい、と。
2013 4 薬剤部長、異動してこられた薬剤師さんと来室。蔵書をPRした。「薬や副作用に関する質問は窓口で受けとめますから」と言われた。
2013 4 待ち時間に軽い読み物を読みたいという家族。(この要望多い)ふれあい広場の書架に案内。
2013 5 薬剤師(女性)2名来室。「クスリの相談窓口」の希望を伝え、薬の本の選書や紹介をお願いする。「私たちが使いたい本を選べばいいのですね」と言われた。
2013 5 ナース70代の車椅子の男性と奥様を案内して。「ここで待ち時間を過ごしてくださいね」と。
2013 5 ご主人が肺がんの疑いで検査中という奥様。心配と不安が伝わる。小冊子3種を提供し、相談室に案内。
2013 5 大腸がんの女性(60代)娘さんと。生ものを食べないように言われている。便秘に悩んでいる、など。相談室に案内。
2013 5 乳がん、放射線治療中の女性(70代)食事に気をつける“程度”がわからない。相談室に案内。
2013 5 ボランティア図書係より8月から中止していた寄贈図書の受入を再開します、との連絡あり。
2013 5 NPO担当の方より夏のシャーベット祭のチラシ。掲示。
2013 7 乳がん40代の女性、「いきなりでなにもわからない。子どもにどう話していいのか・・・」と。相談室に案内。
2013 8 夫が大腸がん、必要な情報が何かわからない。相談室に案内。
2013 8 子宮の良性腫瘍の女性、手術の決心がつかない(自覚症状がないので)相談室に案内。
2013 8 21歳の娘が肉腫で治療中。代替療法が多くて戸惑う。相談員につなぐ。
2013 10 子宮頸がんの入院女性、50代?髪がぬけはじめてつらい。入院中なにもできないことも。相談室に案内。
2013 10 88歳の母(膵がん)のセカンドオピニオンにきたという女性。緩和外来から相談室、それからにとな文庫にきたとのこと。不満がなかなか解消されないようだ。
2013 10 着任して間もない画像診断部の女性技師さん、血管の写真の本、アトラス、解剖の本など閲覧。スタッフ図書室を案内。
2013 10 昭和の時代に元県職員だったという70代男性(家族)相談員の案内で来室
2013 10 看護実習生3名本の返却に。担当患者さんがつく実習は楽しい、と。「そういえば、病室の患者さんでここの本を読んでいる人いました」と。「こんどは患者さんといっしょに来てくださいね。読み物もありますから」とPR。
2013 10 「膵臓、胆のうの病気の本は?」と夫が内視鏡検査待ちの奥様。「夫は胃がん全摘した。今日は膵臓の検査。大学生、高校生の子どもがいる。住宅ローンのことを考えると震えが止まらない」と。相談室に案内。
2013 12 術後1年目の診察の女性「マンモやりたくない、痛くて」と。相談員につなぐ。
2013 12 27歳の若い女性、33歳のご主人が悪性リンパ腫でセンターで診てもらっていたが亡くなった。「親しい人を亡くしたとき読む本は?」と聞かれ、『悲しみの中にいるあなたへの処方箋』を紹介。その後、相談室へ。
2014 3 ボランティアに登録された男性、3月のスケジュールについて聞きたい、担当副看護局長につなぐ。