患者図書室挑戦の記録
にとな文庫通信 No.12 (2011.1)
にとな文庫 ことばの花束 平成22年9月〜平成23年1月
<にとなノートより>
がんと診断されて私は自分自身を見失いかけていた。なぜ?という悔恨と「闘わねば」という気負いとあせり。それから2ヶ月。無理することなくありのままの自分でいくしかない、と気づかせてくれたのがにとな文庫だった。知識を得ようとして訪れた私を何気ない会話、BGMのフォークソング、そして絵本が迎えてくれた。忘れかけていた普通の生活を思い出した。 (60代女性)
日々変化する病状に対して自分なりの勉強ができるのは豊富な蔵書があればこそです。にとな文庫にはスタッフも配置されていて正確かつ迅速な情報が入手できます。これによって勇気と安心が湧いてきて闘病の大きな助けとなっています。(60代女性)
父が私と同じがんでお世話になっています。今考えてみると私のがんは父のための予行演習だったようにも思えます。千葉県がんセンターの患者サポートは進んでいると思います。安心してがん患者でいられます。多くのがん患者が普通に存在していることに勇気が湧きます。がん患者であっても普通の暮しの中で生活していくことの大切さを実感しています。 (40代男性)
<にとな文庫での一言>
何度経験しても注射恐怖は消えませんね。
何度経験しても検査結果を聞くのはつらいです。
入院中に痛風が再発してがんより辛かった。
自ら選んでこの病院に来ました。がんの人ばかりなので気持ちが安らぎます。
患者サロンに参加して「自分ひとりではない」と気持ちが上向きました。
始終食事に気をつかうのはつらいですね。ほどほどでいいのかなあ。
退院後の生活が不安です。再発予防について書いた本はないですか。
いい本がいっぱいあるね。生きている時間が少なくなって残念だよ。
妻はフィリッピン人です。英語のパンフレットはないですか。
サプリメントもいろいろ試しましたが、今はきちんと医療にかかるべきだと思っています。
自分のカルテや画像がみたい。どこに相談すればいいのですか。
「にとな文庫通信」のエッセイに感動しました(スタッフからも同様の声が多数)
「先生が○さんの笑顔が楽しみ、ですって」少女のようにうれしそうに(○さん80代女性)
「こんな偶然が!」弾んだ声で見せられた再来受診票の受付時刻がなんと11月11日11:11!