康子の小窓


     一般市民も使えるオープンアクセス  
         作成者 :下原康子 
開設:2015.5.27 最終更新日:2018.11.22


一般市民も学術情報が必要になるときがあります。たとえば病気になったときなど。近年、学術情報のオープン化は加速度的に進んでいます。このサイトは、元医学図書館員が、現在利用できるオープンアクセスサービスおよびオープン・アクセスの動向をピックアプしています。

オープンアクセスとは
学術研究成果を誰もが無料でオンラインで利用できるようにすること、またその理念。商業出版社による学術雑誌の寡占化、価格の高騰化などによって引き起こされたシリアルズ・クライシスのなかで、研究成果を広く公開したい、あるいは公開するべきといった考え方から生まれた。2002年に設立されたBOAI(Budapest Open Access Initiative)では、オープンアクセスの方法として、セルフアーカイビングとオープンアクセス雑誌の二つが示された。セルフアーカイビングは、研究者自身が個人のウェブサイトやリポジトリなどで研究論文などを無料公開する方法、オープンアクセス雑誌は、誰もが無料で利用できるオンラインジャーナルを刊行する方法である。前者のリポジトリに関しては、大学など学術機関が機関リポジトリと呼ばれるシステムを構築し、実際の学術文献の収集と公開のための業務を図書館が担うケースが多い。(図書館情報学用語辞典 第4版 2013)
        



機関リポジトリ/オンライン・ジャーナルを利用する

NII(国立情報学研究所)提供 
CiNii Books   その本を所蔵している大学図書館がわかります。
CiNii Articles  日本の学術論文を探せます。全文が読めるものもあります。
KAKEN  科学研究費助成事業データベース 研究課題・研究者から探せます。
学術機関リポジトリ構築連携支援事業 国内の機関リポジトリ一覧
JAIRO (学術機関リポジトリポータル) 機関リポジトリが横断検索できます。
オープンアクセスリポジトリ推進協会

JST (国立研究開発法人 科学技術振興機構) 提供 
J-STAGE 総合電子ジャーナルプラットホーム
日本国内の科学技術情報関係の電子ジャーナル発行を支援するシステム。国内学協会の電子ジャーナルをオンラインで読むことができます。資料の分野別に探せます。資料一覧 (J-STAGE登載誌) 

J‐GLOBAL
(科学技術総合リンクセンター)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する情報提供サービス。
たくさんの連携サイトと情報をリンクさせ、個別に存在していた科学技術情報をつなぎ発想の支援を目指します。



PMC
(旧:PubMed Central)
アメリカの国立衛生研究所(NIH) 内の国立医学図書館(NLM) の部署である国立生物工学情報センター (NCBI) が運営する、生物医学・生命科学のオンライン論文アーカイブ(free full-text archive)。2007年、NIHから資金を得てなされた研究の成果は、学術雑誌で発表後一年以内に、論文全文を公衆が無料でアクセスできる状態にしなければならない(つまりPMCに登録してネット上で無料公開しなければならない)、ということが法的に義務化された 。
(ウィキペディア)
Cochrane Library
Cochrane Collaboration(コクラン共同計画)の成果であるシステマティックレビューを中心としたデータベース集。EBM(Evidence-Based Medicine:科学的根拠に基づく医療)に有効なツールです。AbstractないしはSummaryを無料公開しています。



Google Scholar
 
米グーグルの研究者向けサーチエンジン。PubMedのデータも多く含まれます。電子ジャーナルで全文が読めるものもあります。
Googleブックス
 
書籍の全文が登録された世界最大級の包括的なインデックスを検索できます。



ンターネット電子図書館

青 空 文 庫 誰にでもアクセスできる電子本を作り、図書館のようにインターネット上に集めようとする活動。多くの文学作品の全文が自由に読めます。
プロジェクト・グーテンベルク (Project Gutenberg、略称PG)著者の死後一定期間が経過し著作権の切れた名作などの全文を電子化してインターネット上で公開するという計画。1971年創始で最も歴史ある電子図書館。

Project MUSE 人文社会系を中心とする学術雑誌の電子ジャーナルや電子ブックのフルテキストを提供するデータベースサービス。大学、公共、専門、学校などの図書館が加盟することにより閲覧できます。
世界の電子図書館の一覧




オープンアクセスとその動向を知る
DRF(デジタルリポジトリ連合)2006年発足


オープンアクセスついて学ぶ・考える
 

学術情報のオープン・アクセス
岡部の海外情報 2018.11.9)
オープンアクセスハンドブック第2版
(東京大学学術機関リポジトリ)
今後のリポジトリコミュニティに期待すること
中谷昇 JPCOAR地域ワークショップ 2016.12.2
論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案 日本の科学を考える2014.04.14  pickup
最近のOPACの動向 次世代OPAC、ディスカバリーサービスを中心に(林豊 2013年度岐阜県図書館・岐阜大学図書館研修会 2013.11.8)
オープンアクセスの早期実現のために
Nature 495, 442-443 (2013.3.28)
オープンアクセスの理念と現状 (
PDF) 倉田敬子 メディア教育研究 7(2)2011