Medical Dostoevsky
ドストエフスキーとてんかん/病い 関連資料
 ドストエーフスキイ全作品を読む会の下原康子が2003年から始めました。
  日本語で読めるもののみです。逐次、追加・修正していきます。
asa@shimohara.net

Contents
T.ドストエフスキーの小説
U.ドストエフスキーの書簡/メモ・ノート
V.同時代人の回想
W.伝記、年譜
X.てんかん学・神経学の研究者、てんかんの臨床医、神経内科医、医学史研究者の著作
Y.病跡学および精神病理学的著作
Z.ロシア文学/ドストエフスキー研究者の著作
[.インターネット


T.ドストエフスキーの小説
『主婦』『虐げられし人々』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』  図書

U.ドストエフスキー書簡/メモ・ノート
B1  河出書房新社刊・愛蔵決定版ドストエフスキー全集(全20巻別巻1)米川正夫個人訳 1969〜1971  
        第16〜18巻:書簡(上)(中)(下)
新潮社刊・決定版ドストエフスキー全集(全27巻別巻1) 分担訳 1978〜1980
        第20巻:書簡(1) (工藤精一郎訳) 〔父母兄弟への手紙〕
        第21巻:書簡(2) (原卓也訳) 〔シベリア時代と女友達への手紙〕
        第22巻:書簡(3) (江川卓訳) 〔作家、編集者への手紙〕
        第23巻;書簡(4) (木村浩訳) 〔妻アンナとの往復書簡〕
ドストエフスキーの手紙 中村健之介編訳 北大図書刊行会 1986
 
図書 
B2  『ドストエフスキー 未公刊ノート』
小沼 文彦 訳 筑摩書房 1997
ドストエフスキーのメモ・ノート(雑記帳)。そのときどきの意見や感想や病気の記録など。この訳本では「てんかん発作の記録」が末尾に一括してまとめてある。 
図書 

V.同時代人の回想
B1  『回想のドストエフスキー』(1925)
アンナ・ドストエフスカヤ 著 松下 裕 訳 みすず書房 1999  
結婚後まもなく夫人の目の前で起こった発作の記述がよく知られている。 
図書 
B2 『 アンナの日記』
アンナ・ドストエーフスカヤ 著  木下 豊房 訳  河出書房新社 1979 
ヨーロッパ滞在中ほぼ1年間の発作を確認できる。ルーレット賭博との関連が気になるところ。 
図書 
B3  『ドストエフスキー 同時代人の回想』ドリーニン編 水野 忠夫 訳 河出書房新社 1966
グリゴローヴッチ、ヤノフスキー、コワレフスカヤ、ドストエフスカヤ、ソロヴィヨフの回想の中にてんかんの言及がある。 
図書 
B4  『ドストエフスキイ傳』エーメ・ドストエフスキイ著 高見裕之 訳 アカギ書房  1946
娘のリュボフィがロシア革命(1917)後に亡命したフランスで、ドストエフスキイ生誕100年(1921)が過ぎた1926年に発表した回想記。エーメはリュボフィ(愛)のフランス語風呼び名。内容としては祖先や家系への強いこだわりとそれにかかわる言及が多いことに一般の愛読者は当惑するかもしれない。一方で、亡くなったとき10歳だった娘の記憶に残る晩年の作家の日常生活や父親像、スタラーヤ・ルッサの思い出、次男のアレクセイの死ー父の癲癇を受け継いでいたとしているーなど貴重な情報も多い。敗戦直後の日本で、処女出版として本書を選んだ出版社があったという点も印象深い。
図書  

W.伝記、年譜
B1  ドストエフスキー全集 別巻:年譜(伝記、日付と資料)
 L.グロスマン 松浦健三 訳編 新潮社 1980

1935年に発行されたグロスマンの『年譜』に訳者がその後に出版された補遺や研究書などから追加を行っている。 
図書 
B2  『評伝ドストエフスキー』
 コンスタンチン・モチューリスキー著 松下裕, 松下恭子訳 筑摩書房 2000

「ドストエフスキーの生涯と創作とは切りはなすことができない。彼は〈その文学のなかで生きた〉からである。文学こそは彼の生涯をかけた事業であり, 悲劇的な運命そのものだった。彼はそのすべての著作のなかで自分自身の謎を解こうとつとめ,みずから体験したことのみを語っている」このまえがきに叶う
労作。記念碑的評伝として知られる。 
図書 
B3  ドストエフスキー
レオニード・グロスマン 北垣 信行 訳 筑摩書房 1966
てんかんや病気に関する記述は少ない。むしろ興味深いのはドストエフスキーがある時期に心を寄せたことのある女性たちへの言及である。パナーエワ、マリヤ・イサーエワ(結婚)、女優シューベルト、アポリナーリヤ・スースロワ、ナデージダ・スースロワ、マルファ・ブラウン、アンナ・コワレフスカヤ、ソーニャ・コワレフスカヤ、エレーナ・パーヴロヴナ・イワーノヴァ(親戚)ソーニャ・イワーノワ(姪)、アンナ・ドストエフスカヤ(結婚)、イリーナ・シタケンシネイデル。 
図書 
B4  『ドストエフスキー伝』
アンリ・トロワイヤ著  村上香住子訳  中央公論社 1982
伝記の巨匠の筆になる小説のように生き生きと描かれた伝記。 
図書 
B5  『ドストエフスキー』
ヴィリジル・タナズ 著 神田順子、ベリャコワ・エレーナ 訳 祥伝社 2014 
フランスのガリマール社の「伝記シリーズ」の中の一冊。著者はルーマニア生まれの作家・演出家。『罪と罰』をカブサン劇場で上演。複雑きわまりないドストエフスキーの生涯をほどよい距離からその詳細を描いており読みやすい。
 
図書 

V.てんかん学・神経学の研究者、てんかんの臨床医、神経内科医、医学史研究者の著作
M1 『てんかんの歴史』第1巻:古代から十八世紀まで
Owsei Temkin 著 和田 豊治 訳  中央洋書出版部 1988
著者は医学史研究者。「第13章たおれ病の終焉4:てんかん人の世界」でドストエフスキーについてマホメットとの類似など数多く言及している。
図書 
M2  『知られざる万人の病 てんかん 』
金澤 治 著 南山堂 1998 
(追記:2006年に第2版刊行)
著者はてんかんの臨床医。「第1部:てんかんだった偉人達の話」でドストエフスキー、シーザー、ジャンヌ・ダルク、フローベール、ゴッホ、マホメットを取り上げている。
図書
M3  『ニュートンはなぜ人間嫌いになったのか』
Harold L. Klawans 著 加我 牧子 訳  白揚社 1993
「第4章:楽園への旅」で、神経内科医である著者とエクスタシー発作のある患者との出会いが語られている。  
図書 
M4 『死と神秘と夢のボーダーランド 死ぬとき、脳はなにを感じるか
ケヴィン・ネルソン 著 小松 淳子 訳 インターシフト 2013
臨死体験研究において「レム睡眠侵入説」を提唱する神経内科医。「第6章 古代のメトロノーム 恐怖から霊的至福に至るテンポ」と「題8章 合一の美と恐怖 神秘の脳の奥深く」で『白痴』を引用している。 
図書 
M5  『天才の病態生理 片頭痛・てんかん・天才
古川 哲雄 著  医学評論社 2008
多くの天才と関連する文献が紹介されている。ドストエフスキーへの言及がもっとも多い。「第2章 てんかん」に『アンナの日記』『白痴』『悪霊』からの引用および言及(13ページ)。「宗教家の天啓」の章で『ペテルブルグの夢ー詩と散文ー』から“ネヴァ川の幻想”。 
図書 
M6 『臨床てんかん学 第2版』
和田 豊治 著 金原出版 1975
第4章-Tの部分てんかんの中のC.感情発作の記述(P.152-155)に、ムイシュキンの“この一瞬のためなら全生涯をささげてもいい!”を含む一文が引用されている。 
図書 
A1  『Henri Gastaut:ドストエフスキーのてんかん再考ー原発全汎てんかん説』(1977)
原題「てんかんの症候学およびドストエフスキーの意図しなかった貢献」
Henri Gastaut 著 和田 豊治 訳  大日本製薬 1981  
論 題:Fyodor Mihailovitch Dostoevsky’s Involuntary Contribution to the Symptomatology and Prognosis of Epilepsy
掲載誌:Epilepsia 19:186-201,1978 
仏のてんかん研究の大御所ガストーのW.G.Lennox賞受賞講演録。原発全般てんかんとし、アウラ(恍惚前兆)に関しては作家の創作とした。てんかん学におけるドストエフスキーの貢献は「発作をくりかえしても知能の低下は来たさないことを自ら証明してくれたことである」としている。
論文
A2  P.H.A.Voskuil:ドストエフスキーのてんかん (1983) 
下原 康子 訳(ドストエーフスキイ全作品を読む会・読書会通信 2003)
論 題:The Epilepsy of Fyodor Mihailovitch Dostoevsky(1821-1881)
掲載誌:Epilepsia 24:658-667,1983. Raven Press, New York

著者はオランダのてんかん学者。残された全発作の記述、頻度、誘因、進行、治療、家族の病歴からドストエフスキーの病歴の構成を試み、部分複雑てんかんの発作が二次的に夜間の全般発作を引き起こしたとする説を提供している。恍惚前兆については非常に稀としながらもいくつかの報告を紹介している。
論文 
A3  Henri Gastaut:ドストエフスキーのてんかんについての新しい考察 (1984)
下原 康子 訳 (ドストエーフスキイ広場No.2 1992)
論 題:New comments ofthe epilepsy of Fyodor Dostoevsky.
掲載誌:Epilepsia 25(4):408-411, 1984.

Voskuilの説を受けて発表された。1977の自説で見落としていた症状を再検討した上で、確かに側頭葉の障害はあったが、どちらの型の発作にしろ二次的には同じ帰結をたどることになる全般発作をほとんど即時に引き起こした、とした。ドストエフスキー、フローベール、ゴッホの比較を行っている。  
論文 
A4  Howard Morgan:ドストエフスキーのてんかん:ある症例との比較 (1990)
下原 康子 訳 (ドストエーフスキイ全作品を読む会『読書会通信』 2003.12)
論 題:Dostoevsky's Epilepsy: A Case Report and Comparison
掲載誌:Surgical Neurology 1990;33:413-6.

ある症例というのは著者が経験した恍惚発作の症状を伴った脳腫瘍の患者である。
論文
A5  John C. DeToledo:ドストエフスキーのてんかん (2005)
−アリバイ工作に使われたスメルジャコフのてんかん発作に関する考察

下原 康子 訳(ドストエーフスキイ全作品を読む会 読書会通信 No.88 2005)
論 題:The epilepsy of Fyodor Dostoyevsky: insights from Smerdyakov Karamazov's use of a malingered seizure as an alibi.
掲載誌:Arch Neurol. 2001 Aug;58(8):1305-6.
「ドストエフスキー自身が、偽発作が時として利用できることに気づいており、死がまじかな最後の小説の中で、スメルジャコフを介してそれを伝えたのかもしれない。そのことは、25年前にすでに“私はあらゆる種類の発作を経験した”と述べていたことを思い起こさせる」と指摘している。
論文 
A6  Piet.H.A.Voskuil:ドストエフスキーの小説におけるてんかん (2013)
下原 康子 訳 (ドストエーフスキイ全作品を読む会・ 読書会通信 No.148付録 2015.2)
論 題:Epilepsy in Dostoevsky's novels (1821-1881) 
掲載誌:Front Neurol Neurosci. 2013;31:195-214.

ドストエフスキーの5つの作品から13人の人物の発作の場面を引用しコメントを加えている。論文の大半が作品の引用から成り、「ドストエフスキー登場人物のてんかん百科」の様相を呈するユニークな医学論文である。
論文
A7  Ivan Iniesta:ドストエフスキーにおけるてんかん (2013)
下原 康子 訳 (ドストエーフスキイ全作品を読む会・ 読書会通信 No.149付録 2015.4)
論 題:Epilepsy in Dostoevsky
掲載誌:Progress in Brain Research 205:277-293,2013
「ドストエフスキーはシベリアでの体験を経て、自身の病気を文学作品の中で知的に利用する方法を見出した」と述べている。 
論文 
A8  Sebastian Dieguez:文学における様々な分身:身体的自己に関する研究における文学の貢献(2013)
<部分訳>下原 康子 訳
論 題:Doubles everywhere: literary contributions to the study of the bodily self.
掲載誌:Front Neurol Neurosci.2013;31:77-115. doi: 10.1159/000345912. Epub 2013 Mar 5.
論文 
A9  恍惚発作を呈した側頭葉てんかんの一例:いわゆるドストエフスキーてんかんについて (1987)
松井 望・内藤 明彦 著 精神医学 29(8):857-864 1987
Naito H,Matsui N:Temporal lobe epilepsy with ictal ecstatic state and interictal behavior of hypergraphia.J Nerv Mental Dis 1988 Feb;176(2):123-4
国内で報告された恍惚発作の症例報告。
 
論文
A10  原典・古典の紹介 自己幻視 (2000)
古川 哲雄 著
神経内科 53(6):566-571 2000

ドストエフスキーの『分身』が例にあがっている。
 
論文
A11  片頭痛・てんかん・天才 (2006)
古川 哲雄 著
神経内科 64(1):81-105 2006
『天才の病態生理 片頭痛・てんかん・天才』のもとになった論文 
論文
A12  てんかんからみる人物の横顔 異論異説のてんかん史:ドストエフスキー (2011)
松浦 雅人 著
Epilepsy: てんかんの総合学術誌 5(2):151-156 2011
論文 
A13  ドストエフスキーのてんかん発作と病的賭博 妻アンナ指揮のポリフォニー 
細川 清 著
Epilepsy: てんかんの総合学術誌 9(1):65-70 2015
ヴィリジルタナズ『ドストエフスキー』とミハイル・バフチン「ドストエフスキーの詩学」が引用されている。 
論文 
A14   K.B.Bhattacharyya :ドストエフスキーとてんかん (2015)
論 題:Fyodor Mikhailovich Dostoyevsky and his epilepsy.
掲載誌:Neurol India 63:476-9. 2015
下原 康子 訳
フロイドから現在に至るまでのドストエフスキーのてんかんに関する論文をレビューしている。
論文  

終末期意思決定を『カラマーゾフの兄弟』に絡めて論じた医学論文
A1 Martha Montello:カラマーゾフ コンプレックス:ドストエフスキーとDNR(蘇生措置拒否)指示 (2002)   論文 
A2 NICUにおける終末期意思決定へのアプローチ:ドストエフスキーの「大審問官」からの洞察 (J.J.Paris 他 2006) 論文 

Y.病跡学および精神病理学的著作
M1  『ドストエフスキー』 荻野 恒一 著  金剛出版 1971
精神医学の立場から、ドストエフスキーのてんかんと創造の関係を論じた本格的な病跡学的研究。フロイドのアウラ(恍惚前兆)の解釈については評価している。
図書 
M2  「ドストエフスキーと父親殺し」『フロイト著作集3』所収
ジークムント・ フロイト 著 高橋 義孝 訳 人文書院刊 1969
フロイドはてんかんを知能の低下を伴う器質的疾患ととらえていたためか、ドストエフスキーのてんかん説を否定し、発作を重度のヒステリーで説明している。 
図書
M3  「ドストエフスキー」『ツヴァイク全集3:三人の巨匠』所収
シュテファン・ツヴァイク 著 柴田 翔 他訳
フロイドと同じオーストリアのユダヤ系作家。フロイドの深層心理学から影響を受けたと言われるが、ドストエフスキー論においては、おもむきを異にしている。 
図書 
M4  『ドストエフスキイ』加賀 乙彦 著 中公新書 1973
ドストエフスキー作品中のてんかん発作の記述は医学的にみても正確としている。 
図書 
M5  「癲癇と文学」 村上 仁 著 
至文堂刊『現代のエスプリ30号:異常心理』所収(再録)1968
フローベールとドストエフスキーのてんかん性性格にについて考察している。 
図書 
M6  『分身 ドッペルゲンガー』 
オットー・ランク 著 有内嘉宏 訳 人文書院 1988 
Otto Rank(1884-1939)はウィーン生まれの精神分析学者。フロイド派として活躍したが、彼の主著『出産外傷』(1924)の出版を契機にフロイドと袂をわかつことになった。ドストエフスキー『分身』の精神分析的あらすじ(10頁)がある。 
図書
M7 『てんかんの人間学』木村 敏 編 東京大学出版会 1980
木村敏分担執筆「てんかんの存在構造」(P.59〜100)で、<クリーゼ(転機・危機)としての発作>を論じるにあたり、ムイシュキンとキリーロフのアウラ体験を大きく取り上げている。「てんかん的な存在構造を可能ならしめている契機と、一般に美や聖なるものの体験を可能ならしめている契機との間に、或る本質的な共属関係が仮定される」と述べている。 
図書 
M7  『時間と自己』木村 敏 編 中央公論社(中公新書)1982
ムイシュキン、キリーロンフのアウラ体験が引用されている。「覚醒癲癇型の性格を基本において癲癇の患者を診ていくうちに、私は彼らの存在構造においてもっとも重要な時間契機が現在の一瞬であるということに気づくようになった。それと同時に、この現在の一瞬こそは、人間が永遠の死と真正面から向かい合って存在の充溢を生きる輝かしい瞬間のことではないのか、とも考えるようになった」と述べている。「あとがき」抜粋
 図書
A1  精神病理学の立場から [ムイシュキンのてんかんに関連して]
赤田 豊治 著  
ドストエーフスキイの世界 荒正人編著 河出書房新社 1963 「背景と環境の章」より (P.267-272)
「ドストエーフスキイは今日の医学的研究に知られる範囲内で天才及傑出人中に見出される唯一の確実な癲癇の症例である。(やや不確実なものは他に二、三ある)従って希少価値から言っても貴重なのであるが、病気についての精密な自己描写、更にそれについての思索、信念に至っては全く類例を見ない貴重な資料を残したのである。その意味で、変な言い方かもしれないが、創作家としてのみならず、癲癇患者としても天才的であった。」と述べている。
論文 
A2  精神医学的にみた『カラマーゾフの兄弟』 精神療法家としてのアリョーシャ
高橋 正雄 著
日本病跡学雑誌 47号:13-22 1994
下原康子「ケアの達人 わたしのアリョーシャ論」において示唆を受けた論文 
論文 
A3  てんかん患者としてのドストエフスキー 病いの受容と対応
高橋 正雄 著
精神分析と人間存在分析 16号:33-47 2008
 
論文 
A4  肺気腫患者としてのドストエフスキー 晩年の書簡にみる当事者の思い
高橋 正雄 著
日本病跡学雑誌 75号:65-75 2008
論文 
A5 ドストエフスキーのてんかん発作 妻の側からみた病い
高橋 正雄 、木山 祐子 著
聖マリアンナ医学研究誌 8:120-125 2008
 
論文

Z.ロシア文学/ドストエフスキー研究者の著作
M1 ドストエフスキー初期作品の世界』
清水 正 著 沖積舎 1988
「意識空間内分裂者による『分身』解釈」の中で、『分身』の語り手の特殊な性格、特殊な幻想性の秘密、精神病理学的考察などを論じている。 
図書  
M2  『白痴』の世界 (清水正・ドストエフスキー著作集8)
清水 正 著 D文学研究会 2015
第T部「ムイシュキンの魔」(P.103〜133)
ムイシュキンの「志高の一瞬」は精神的暗黒(仮死)にいたる精神的予兆であり、ドストエフスキーのてんかん発作は彼の深層に隠された父親殺しの願望と無縁ではない、と述べている。 
図書  
M3  『ドストエフスキー』 原 卓也 著 講談社新書 1981 
「癲癇−生と死のはざま」の章に23ページを割いている。 
図書 
M4  永遠のドストエフスキー:病という才能』
中村健之介著 中央公論新社  2004  中公新書  
図書  
A1  悪魔憑きとムハンマド : ドストエフスキーの癩癇研究の一環として(オープンアクセス/PDF)
越野剛 著 ロシア語ロシア文学研究 36(日本ロシア文学会 2004) 
論文 
A2 ドストエフスキーと催眠術 (オープンアクセス/PDF)
安藤厚, 越野剛 著 北海道大学文学研究科紀要 102: 1-13 2000
 
論文 
B1  ドストエフスキイ文献集成 全22巻
井桁貞義, 本間暁共編 大空社 1995.12-1996.7
図書 

[.インターネット
W1 ドストエフスキー(てんかんについて「てんかん列伝」より)
愛知県青い鳥医療福祉センター 青い鳥ウェブ講座)
てんかん専門医による詳細な解説。 
 Web
W2  Medical Dostoevsky (下原 康子)   Web