文学の中の医学
Medicine in Literature

このページは2002〜2005年の間に 病院図書室司書が作ったページです。
その後は、闘病文学のページ に続きます。

2001.9.11 WTC崩壊の悲劇を目の当たりにした全世界の人々は思い知った。人類が少しも進歩していないことを。どんなに神を崇めても、どんなに科学技術を発達させても青い鳥は遠ざかるばかりである。進歩・発展・改革のかけ声に心を奪われ、合理化・効率化の号令に頭をハイジャックされた人類がなおざりにしていたことがある。未来永劫にコンピュータやITの進化がおよばない領域。それは人間を知るという行為。人類は未だ人間を知らない。そのことが、今も悲劇を生み続けている。「文学の中の医学」の探求を通して人間を知るためのヒントを見出せないであろうか。(2002.1)

作成:下原康子   康子の小窓
医療者の皆さんに読んでいただきたい本 医学と文学
医学の説より出でたる小説論(森鴎外)   インターネット vs.「一冊の本」



東邦大学付属佐倉病院『佐倉図書室通信』に連載(2002.1〜2006.2)
作  品 作  者 テーマ
 last 失われた世界 脳損傷者の手記
A・R・ルリヤ 杉下守弘・堀口健治 訳  高次脳機能障害
20 売血 若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか 佐久 友朗 東邦「血研」物語
19 自閉という ぼくの世界 なおき 作 
れいこ 絵
自閉症
18 白い航跡 吉村 昭 クリニカル・エビデンス
17 海からの贈り物 アン・モロー・リンドバーグ 人生の午後に向けて
16 壊れた脳 生存する知 山田 規畝子 高次脳機能障害
15 言いたくても言えなかったひとこと 医療編 中村 民世
(ライフ企画)
当事者
14 極限のひと
光る砂漠
島の四季
神谷 美恵子
矢沢 宰
志樹 逸馬
極限の人
-神谷美恵子をめぐって
13 心を乗っとられて 
- ある精神障害者の手記 -
森 実恵 限りなく死に近い生
12 小説で読む生老病死 梅谷 薫 小説で読む生老病死
11 どうして私だけが死ななければならないのか 山崎 ヒロ子 心の看護術
10 いのちの初夜 北條 民雄 いのちの火花
9 医者が心をひらくとき JAMA 医者の物語
8 それでも人生にイエスと言う フランクル 問われる存在
7 詩集 病者・花 細川 宏 ペイシェント
6 高瀬舟縁起 森 鴎外 安楽死/ 慈悲殺
5 往診中の一事件 チェーホフ 尊い不眠症
4 皮膚と心 太宰 治 皮膚と心
3 病は気から モリエール 医者への風刺
2 肝臓先生 坂口 安吾 ドン・キホーテ
1 イワン・イリイチの死 トルストイ 他人の死